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2006年7月 9日 (日)

最近の検索ワードについて(ドルゴ弁)

 このブログもオマケで付いてくるアクセス解析があり、毎日平均で20アクセス位のカウントをしている様です。このところ「ドルゴ弁」で検索されてくる方が多いので追加で記事にします。

 我が家の場合は、当初通気管を外部に立ち上げることを考えていました。しかし、設備業者の提案でドルゴ弁を使う形に変更しています。ドルゴ弁について知っている範囲で触れてみます。

 ドルゴ弁は通気管の代用(代用というより進化)品で、排水管の封水が切れるのを防ぐ働きをします。
 順を追って説明すると、一般に排水管の室内側には様々な形で「トラップ」という設備がついています。トラップとは、排水管が本来の役目とは別に下水管内の臭気を通してしまうのを防ぐ働きをしています。トラップのおかげで、排水管内の臭いが排水口から出て来ない様になっているのです。
 トラップの形式は様々ですが、原理は基本的に排水の一部を排水管内に溜め置いて水の壁として、下水管内部の空気と縁を切っています。この水を「封水」と呼んでいます。
 ところが、排水管の主に縦管部分に急激に多量の排水(家庭では主にトイレ)が流れると、多量の排水がピストンの様な働きをして、通り過ぎた後ろ側の空気を引っ張って行ってしまいます。そして、トラップ内の封水も引っ張って行ってしまう事があるのです。お風呂や洗濯機等の排水の際に、どこかの別の排水口で「ゴボゴボ」と音が鳴る場合の状態にあたります。この状態の時に封水が少なくなり、臭気を防ぐ量を保てなくなる事を「封水が切れる」と言い、この封水が切れる状態を防ぐために、「通気管」を排水管の末端(通常は末端の一つ前)に分岐して取り付けます。通気管は縦管の先が、どの排水口よりも高い位置(排水管が途中で詰まった場合に通気管から吹き上がる事がない様)に立ち上げています。
 この通気管の様に対策を設けておけば、排水がピストンの役目をして排水の後ろ側が負圧になっても、通気管で外部に開放してあるので直ちに空気が補われて封水が引かれて切れる事はなくなります。ただし、通気管ですと…只の管ですので臭いは出て来てしまいます。このため、一般に通気管の端部は高くてなるべく窓から離れた位置に設けるのが普通です。

 そして、ドルゴ弁ですが、基本的に通気管と同様の働きをします。原理は通気管の端部を一度上に上げてから下に向けて開口部を設けてフタを付け、フタの自重で開口部を隙間なく塞ぐ弁を付けたものです。つまり、排水管内の気圧が低くなるとフタが持ち上がり排水管内に空気が入り、トラップの封水が切れるのを防ぎます。通常の状態では、フタの自重で塞がっているので臭いも出て来ないのです。ただし、塞ぐのにフタの自重を使っていますので、横向きに設置は出来ません。言葉だけだと説明は結構難しい…。

 このため、ドルゴ弁を使えば通気管系統を室内側に設けても支障ないのです。我が家の場合もログハウスですので、外観に良い影響のない通気管を設ける必要がなくなり、よりスッキリ外観になったと思っています。
 ただ、室内側に設けて良いと言ってもメンテができる場所に設ける必要はあるでしょう。また、取り付け位置の制約が少ない事に対しても、万一壊れる事もありますから、排水管の汚水が吹き上がる事のない部分(一番高い排水口より高く、or 吹き出してもすぐには支障ないところ)にしておいた方が良い様に思われます。
 詳しくは専門家の人に聞いてください。

 ちなみにgoogleで検索する場合は、「ドルゴ弁」ではなく「ドルゴ通気弁」で検索した方がより多くの記事が出て来ます。

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