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2006年8月 5日 (土)

最近の検索ワードについて(基礎断熱とシロアリ、防蟻)

 基礎断熱の話の続きですが、基礎断熱…要は基礎部分にも断熱材を設けて床下の湿気をコントロールする。二次的には、密閉空間として床下の利用範囲が広がる。建物の熱容量として使える部分が増えるので、建物の密閉度が高い(一般に高気密と言われる)住宅ならば、少ない冷暖房設備で全体の室温環境をコントロール出来る(昼は高く夜は低い温度を平準化して快適な温度を保つ←勿論多少は冷暖房設備の力も必要でしょう)といったメリットがありますが、この断熱に用いる材料に多少課題があると言えます。これがシロアリの問題です。

 一般に基礎断熱は、基礎自体の熱容量が大きいので、この熱容量を有効に使える外断熱(基礎の外側に断熱材を設けて内部の温度変化を少なくする)の方が基礎断熱のメリットを活用出来ます。ところが、この断熱材と基礎の間をシロアリが上って行き土台や建物本体に悪さをするトラブルが問題になっています。当初、基礎断熱の研究が盛んだった(必要に迫られていた)北海道は、シロアリの被害の無かった地域(現在は温暖化の影響で必ずしも無い訳ではない様子)で問題にはならなかったものの、本州等シロアリの被害のある地域では様々な被害を発生させた様です。
 我が家の場合には、シロアリの防蟻の薬剤を塗布するのが嫌だった為、基礎の高さを1m上げた事もあり、外断熱は断念して次点の対策である内断熱(断熱材を内側に貼り基礎自体の熱容量を期待しない。勿論ベタ基礎で地面を基礎内部に露出はさせない。また、基礎の内側全てに断熱材を設置しないと基礎が露出した部分で冬期に結露の恐れがある)を選択しました。シロアリの侵入経路としては外部の基礎を上がって来るしかないので、万が一蟻道が出来ていたら高さ1mの土台に達する前に手で剥がせば大丈夫です。ただ…、最近は空から飛んでくる舶来種のシロアリがいる様でこちらも気になります。外壁全般に塗ったキシラデコールが頑張ってくれるといいのですが…。

 シロアリは一般にはヤマトシロアリとイエシロアリ(こっちの方が怖い)がいて、ヤマトシロアリ等は本州なら基本的にごく普通に地面の中にいる様です。
 侵入経路では、断熱材と基礎が密着していれば中々入ってこない様ですが、僅かでも隙間があるとそこから侵入し隙間がなくなると、断熱材に穴を開けて進んで行く様です。もともと、ポリウレタンやポリスチレンなどはシロアリの害を受け易い素材なのですが、加工に容易な事や安価、基礎の断熱に適した機械的性質など、基礎の断熱施工には欠かせない材料になっている様です。
 ただ、最近ではパッシブソーラーの考え方の建物で多く使われている様に、外断熱の断熱材をシロアリより小さい目の金網で囲う(実際は金網を貼った上にモルタルで仕上げ)施工や、断熱材自体に殺虫成分を含ませてある(断熱材の性質から、殺虫成分が溶け出したり放散される事は無いとの事。ただし、加工時は注意が必要)断熱材などが出てきている様です。
 もしも、特殊な防蟻の対策をせずに外断熱で施工する場合には、保険として一部10cm程度(この部分の断熱対策は内断熱?)でも基礎自体の表面(化粧のモルタルにしても、もし剥がれるとその隙間を通って気づかない内に上られる心配がある)が見える部分を外周全部に設けておくと良いかもしれません。

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