放射能関連(3.11後)

2011年9月 4日 (日)

とっても良い事だけど

 お久しぶりです。ご無沙汰しました。

 1年以上休眠していたブログですが、ついに復活する気にさせたのは、この記事

 著作権が分からないのでタイトルの引用はしませんが、ある会社が「市民の目線で放射線の報告を集計公表する」と言う内容。
 政府や公共放送が中々真実を言わない現在、総論として悪くないのですが、ビジネスモデルとして「ガイガーカウンタを5万5千円で販売し参加者を募る」という方法は、私にはいかがなものか?と言う気がしてなりません。

 なぜなら、写っていた定価5万5千円のガイガーカウンタって、どう見てもSOEKS-01Mで、ebayなら国際便の送料込みで$250位から購入(H23/9/4時点:10/1では$200を割っています)出来、楽天でも23800円+送料1500円(同じくH23/9/4時点:10/1では本体16000円を割っています)です。

 情報提供料を取るなど、別の利益を出す方法にした方が良い様に思います。もしも、市価の2倍近い値段で、売るだけ売って終わられたら…善意で参加する人に迷惑がかかります。

 くれぐれも杞憂であって欲しいと願うばかりです。

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2011年9月 6日 (火)

先日の記事に追加

 先日の記事では、「たとえ市価の2倍で買った後で売り手が中断した…」としても、とにかくガイガーカウンタだけは手元に残るから支障ないと言う指摘を受けました。が…。

 確かに指摘の通りに、何にせよ本人が納得しているのなら基本的に問題はないのですが、私はガイガーカウンタには備えるべき機能がいくつかあると思っています。
 中国製ガイガーカウンタが悪いとか良いとか言う話ではありません。先日の記事のSOEKS-01M自体は、ロシア製ですし、先代のSOEKS-01よりは改良が進んだ機械とも思っています。

 しかし、ガイガーカウンタと言う高額商品にも関わらず、購買者が機能を比較し納得した上での購入になりえていない点は、単純に今回の商売の仕方として納得出来ない理由になっています。
 しかも、「協力者を1300人集めて…」なんて響きは良いのですが、流通している市価との比較なら、定価販売で単純に1300人×20000円以上が儲けが出せるはずです。
 もし、市価との差額は「システム構築費や運用費が含まれた一括先払い」と言う話なら、途中から市民NPOの運営に変更するなど、早く売り切って早めにリタイヤした方が得と素人目にも映ります。

 今の日本は、やっとガイガーカウンタと言う道具が、パニックではなく冷静に生活に受け入れられ、普通に購入出来る時代に入ってきたと思います。今こそ「何のために購入するのか?」、そして「購入する物は本当に価格相当に役立つと言えるのか?」、今一度冷静に考えてはいかがでしょうか?

 次回、購入する目的を考えます…。

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2011年9月 8日 (木)

ガイガーカウンタを買う目的

 ガイガーカウンタっていくら位するのか?

 数年前から複数持っていたので、3.11後には、知人からよく聞かれました。例えばECO-TECT社のTERRA-Pで、当時(2008〜2010)は国際便の送料込みで概ね$160前後でした。
 しかし、同じ品物が震災後の3月下旬では90000円以上で取引され、今でもかなり割高な取引が続いています。本来なら15000円前後の品物のはずです。
 震災後高止まりをした旧来の製品に併せて、多く出回り始めたのが中国製ガイガーカウンタでした。供給量も量も多かったため5月頃からは、価格的にかなり手の届く金額に落ち着いてきました。
 そして、最近では数社国産メーカーの販売も決まり、購入に選択の幅が出てきたので、今後は、ガイガーカウンタは機能を選んで買う時代に入ると思っています。

 そこで今回の表題、「買う目的」が大切になります。

 私個人的には、まずは個人的なガイガーカウンタの購入に際しては、以下の観点で目的を分ける必要があると思っています。

 目的1)危険な場所を判定したいのか? 
 目的2)日常生活での危険から身を守りたいのか?

 似ている様で似ていない内容です。大雑把には、予め危険と想定可能か否かの違いになります。

 3.11前の日本は当然ですが、どこに行っても結構安全でした…。こんな場合には、ガイガーカウンタは玩具みたいな道具なので、先の区分の目的1)でも目的2)でも「どうでもいい」範疇に入ると思います。現在でも近畿以西や北海道などの地域なら、これ以上原発事故が起きない前提で「どうでもいい」感覚での購入が可能と思います。
 しかし一方で、関東を含め「身近に何かがある」場合では話は変わって来ます。つまりは、自分自身が警戒していない状態で、近くに危険がある時…。これを守ってくれるのは目的2)に対応出来る機械だけになってしまうのです。

 自分からどこが危ないか興味を持って調べるなら、目的1)そのものですから、測定可能なガイガーカウンタなら概ね用が足ります。そういう意味では、ガイガーカウンタの感度に鋭い鈍いがありますが、結局は測定出来ないインチキな品物以外全て大丈夫と言えます。

 しかし、未だに放射性物質の放出が続いている現在、それなりに離れている関東地方でも、これから冬になり北風になれば「今日の安全な場所が明日も安全と言えるか?」多少気になる季節になります。

 実際、事故原発からの放出量は減少しているそうなので、恐らくは大丈夫とは思いますが、目的1)で作られた機械では、常に使う側が危険意識を持って調査していく必要があります。機械はあっても、スイッチ入れないと何も始まらないのです。

 この点で実際の日常生活では、目的2)を考慮したガイガーカウンタでないと、未知の危険をカバーしきれません。危ないって気付かない時にも、警戒をしていてくれないと身は守れないのです。

 3月21日の雨の中、床屋に出かける時に持っていたTerra-pの警報で、雨の中の放射能に気付かされた記憶は忘れられません。NHKはもちろん、どんなニュースも何も報じていない時期でした。

 繰返しになりますが、放射線を「見えない襲撃者」に喩えれば、被曝は感じないし気付かないのを良い事にサンドバック状態で襲撃されるがままです。

 常用を想定してない測定器に対して、持ってる安心感だけに数万円を投資?や、「危険かどうかの興味を満たす機械」では、今時のガジェットとしても高価過ぎる感じがします。

 次回は、まず一般論として目的1)、ガイガーカウンタの基本機能を考えてみます。

 

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2011年9月 9日 (金)

消費者庁からの中国製ガイガーカウンタの調査

 今回の記事はちょっと脱線ですが、昨日、国民生活センターから「比較的安価な放射線測定器の性能」と言う調査報告が発表されました。この件についてちょっと触れます。
 (平成23年12月の第2回発表分は、コチラに掲載しています)

 今回の調査では、安価に入手出来る放射線計測器と言う事で、ガイガーカウンタと一部シンチレーションカウンタ(いずれも中国製)が、日立アロカの業務用機器(値段は数十倍差)をベースに比較されていました。

 結論として、食品などの表面汚染の測定には向かないなど、当たり前の事が書いてありました。そもそもバックグラウンド(環境中という意味)で、ある程度の数値が恒常的に観測出来る通常の環境の中で、食品の安全を図る様な単位での測定が簡単に出来る訳ありません。太陽の光の中で豆電球の明るさを調べている様なものです。この意味で、安価に購入出来る放射線測定器で、食品や水の汚染を調べるのは使い方の方に無理があります。
 ただ…業者の中には「食品の表面汚染が分かります!」的なコピーを付した広告を出しているので、今回の国民生活センターの調査になったのかもしれませんが、評価の仕方を変えれば方法はあります。食品中基準の何ベクレルかではなく、α線源やβ線源による汚染について、汚染の推定と言う感覚で使用する事は可能です。β線の感度を持つガイガーカウンタが、β線の遮蔽により数値が変わるか?(または、通常β線を遮蔽している機種なら、遮蔽を外して変化が出るか?)と言う方法で、β線汚染の存在を確かめる形で機器の機能によっては可能です。この場合…食品の安全と言うよりは、放射線源の確認と言う感じです。
 
 蛇足ですが、この報告書では鉛による閉塞環境の中でも調査はしていましたが、閉塞環境中の方が計測数値が上がる機種の存在にはちょっと驚きを感じました。

 しかし…測定精度についても評価していますが、高々数万円の測定器で数十万円の業務用と比較されているのは、ちょっとかわいそうな感じもしました。
 「測定器」と言うくくりでまとめられてしまうと、測定行為の中でしか優劣が出ませんが、優秀な測定値を出す「見るからにデッカくてごつくて、昔の漫画に出てくる様な形の業務用ガイガーカウンタ」が、私たちの日常的な身の回りの計測に、実際問題として役立つとも思いません。目立ちたければ別ですが。

 細かい評価の詳細は、皆さん自身でご確認ください。私の個人的な感想としては、シンチレーションカウンタはいい感じの反応するなぁ…と言うあたりでした。

 次回は、先日の話題に戻ります。

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2011年9月10日 (土)

ガイガーカウンタの基本機能

先日の記事の目的1)危険な場所を確認するための機能

 今までガイガーカウンタと書いて来ましたが、放射線計測器にはガイガーカウンタのほか、シンチレーションカウンタ、霧箱、フィルムバッチなど様々な種類があります。基本的に危険を確かめるだけなら、放射線計測器であれば全て用が足ります。一般的な値段順に触れてみます。

 
 一番安価なのはフィルムバッチで、一枚数百円程度から購入可能です。ただし、目的1)の趣旨から捉えると、直接的には目的を達成出来ません。なぜなら、総量として被爆量が分かるだけで、その時々の直接の状況判断としての利用は微妙です。時間空けずとも見る度にフィルムバッチの色が変わっていくのに気付けば、大変危険な場所にいるとの判断が可能ですが、フィルムバッチの変化がすぐに感じられる様な危険な場所は、まず一般的に遭遇しないと思います。ただちに…健康に影響のある場所です。
 フィルムバッチ本来の用途は、基本的には既に危ないと分かっている所で、いつまで滞在出来るか判断する様な使い方や、長期的な被爆量の把握と思います。

 霧箱も、危ないと分かっている場所で、その内容を確かめる意味での使い方が原則ですが、原理が簡単な分?値段は安い方ですが、使い方が一般的ではない計測器です。変な喩え方ですが、一般的に被爆量が表示されるガイガーカウンタをお風呂の全自動給湯機に喩えれば、霧箱は薪を用意して焚くドラム缶風呂みたいな感じです。原理は割りに単純で対応範囲は広いけど、全体として手軽ではなく技術も必要です。

 さて、ガイガーカウンタですが、実は様々な形式が存在します。放射線の計測器として、基本的な操作は簡単な物が多く製品化されています。表面汚染を測れる機械、空間線量だけの機械、α線やβ線まで測れる機械や、γ線だけの機械など、種類は様々で用途も値段もピンキリです。一般的なγ線だけなら、2万円前後から入手可能です。
 一般に入手しやすい金額で昔から割に民生用に存在していたのは、α線の計測可能なInspectorやGammaScoutで10万円以上の値段が付いていました。基本的にγ線で一部β線対応では、Radex RD1503、RD1503+、RD1703やECO-TECT TERRA、TERRA-P などが有名でした。

 ガイガーカウンタの名前の由来は、ガイガーミューラー管と言う検出管を使用する計測器で、昔は放射線をパルス数でカウント表示していたため、ガイガーカウンタと総称されています。今でも、外部汚染にはCPMと言う単位で、一分間に何カウントされたかで汚染具合を示します。つまりガイガーカウンタのカウンタは、CPMの単位でガイガー管が検出したパルス数の計測器に由来します。

 この話だけなら、検出管の表面積が大きい物ほど、飛んでくる放射線粒子が多く当たる(=カウント)事になります。無闇矢鱈に石を投げた場合、標的が大きいほど多く当たる理由と一緒です。つまり、大きい検出管の方がより多く拾う事になります。
 CPMと言う単位が、何故単位面積あたりの基準で判断しないのかよくわかりませんが、CPMの値自体は、検出部分の大きい物ほど計測値を大きく出す感じです。

 さて一方で、我々が一般に購入しているガイガーカウンタですが、一般にμSV/h表示になっていて、各測定器ごとに計測されたCPMに、測定器個有のパラメータを乗じて換算表示されています。個々の測定器ごと乗じるパラメータを介して、各固有の影響を打ち消し一般化されています。つまり、μSV/hで表示されるガイガーカウンタは、一定の基準として比較しやすい値に標準化されています。
 先述のガイガー管の大きさの違いは機器個別のパラメータで補正されるので、計測値としてのμSV/h表示には影響はなくなり、感度の違い(大きい物ほど感度が良い)として現れてくる様です。
 
 もっとも、先ほどからお伝えしている通り、放射線計測は放射線の通過をパルスで捉えて、その頻度から測定値を得るので、喩えれば、車の交通量調査みたいなものと考えられます。ある時に車が立て続けに通過しても、その後ぱったり来なければトータルでは渋滞していないと判断する様に、一定時間のパルス数を捉えて平均で判断しますが、パルスはそんなに均等に来るものでもないので、放射線計測は原理的にある程度の時間や回数を必要とするものです。物差しで測る様に、一回で絶対的な数値をはじき出す測定器ではありません。Terra-Pなども、測定には数十秒かかる事や計測器としての表示誤差は±25%などの幅を持たせている事も、こうした理由に因ります。
 
 基本的には、日常から平時の状態を調べておいて、異常時には判断出来る程度の内容で、いつもの0.08μSV/hが今日は0.1μSV/hに変化したからと言って、増加傾向は推定出来ても、ストレートに1.25倍になったかどうかは、時間をかけて調べてみないとわからない事になります。
 もっとも、各メーカー側も様々なノウハウで、より短時間に的確に判定出来るアルゴリズムを持たせて製品化をしています。が、使う側としては、根本の原理を理解した上で、測定値を評価していた方が良いと思います。

 最後にシンチレーションカウンタですが、これはガイガー管の代わりに、放射線が飛び込むと僅かに発光する物質(シンチレータ)を検出器に使います。光が入らない様に閉塞した空間を用意して、放射線が飛び込んだ時の発光現象を捉えて増幅器を使ってパルスとしてカウントします。この後の処理は、ガイガーカウンタと一緒です。
 ただし、ガイガーカウンタの作動原理は放電現象を使うため、続けて放射線が飛び込む場合に、正確に放電パルスが判別出来なくなったりします。この点に対しては、シンチレーションカウンタの方が、より正確にパルスの判別取得可能です。このため、一般的にはガイガーカウンタよりは1ランク高価な計測機になります。

 以上の特徴から、一般に入手し使われるのはガイガーカウンタが多く、最近は一部疑似?シンチレーションカウンタも安価に出回り始めましたが、いずれにしても、同じ原理の比較なら、検出部の大きなものの方が基本的な感度は高いと判断出来ます。

 まとめると計測目的の場合、技術的なカバーは可能だが計測部分は大きい方が有利。ガイガーカウンタは安価で良いが、シンチレーションカウンタの方が多少精度が良い。確かさを求めるなら、計測回数や計測時間は多くて長い方が良い結果を得る。

 そしてここに身の安全を守ると言う観点からなら、荒くても良いからそこそこの精度で早く計れると言う様な「測定の早さ」、どこにでも持って行き易い「手軽さ」が必要でしょう。逃げる事の手助けなら「反応の早さ」が大切に思います。

 

 次回は、日常生活で放射線から身を守るためのガイガーカウンタについてお伝えします。

 

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2011年9月11日 (日)

放射線から身を守るガイガーカウンタの条件

 「ガイガーカウンタ選びの目的:放射線から身を守る」いよいよ核心ですが、最近ではガイガーカウンタは種類も多くなり、値段も様々に選べる様になりました。先に私の考える結論を書きます。

 ズバリ動作継続時間です。

 まずこれが第一条件に思います。しかし、悲しい現実としては、3000時間程度以上持つ製品は、実は僅かです。

 こう考える様になったきっかけは、つたない経験ですが、私のガイガーカウンタを常時持ち歩いていた体験に因ります。
 原発事故の数年前にガイガーカウンタを入手してからは、Terra-PとRD1706を外出時には常に持ち歩いていました。Terra-Pは電源をオンにしたままでも一年前後は動作が継続しますが、RD1706は動作時間550時間ですが、いつも1ヶ月前後で電池は切れてしまいます。

 ガイガーカウンタが珍しくガジェットとして遊んでいる内は、興味を持って頻繁に計っているので、電池切れの心配はありません。しかし、しばらくは興味を持って生活してても、そうそう数値の変わらない場合、徐々に放射線計測器を持つ日常に慣れてしまい、いつの間にか電源が切れてしまう事が多くなりました。

 電源が切れてしまう警報機は、身を守る場合の警報機能として実は怪しい感じです。先日の記事の様に、放射線を見えない襲撃者に喩えるなら、放射線計測器と言うボディーガードにはいつも周囲を警戒していて欲しいのですが、いつの間にか静かに居眠りされているのと同じです。悲しいのは、私たちは放射線に襲われても基本的には自覚がありません。幸せな気分のまま襲われている事になってします。
 ある時バスの乗車中で、誰が携帯鳴らしているんだろう?なんて思った時に、自分のTerra-Pの警報と気づいて驚いた事が数年の間には何回かありました。全く油断している時にこそ、警戒していて欲しいし警報を出して欲しいのです。
 この点で、電池で5000時間連続動作と言うTerra-Pの性能は、誇れる物があります。だからこそ、チェルノブイリ原発の影響下のウクライナで、高く評価されていると私は思います。

 次に大切なのが、携帯し易さでしょう。

 いつも毎日持つ物なら、軽くて手軽という特徴が貴重です。

 私の場合は、Terra-Pを携帯電話のキャリングポーチに入れて鞄につけていました。しかし、正直な感覚としては、常時携帯する品物としては限界に近い気がしていました。重さはともかく、大きさがちょっと気になる感じです。それでも数年間持ち歩いていました。鞄を持たないちょっとした買い物にも、放射線の積算線量目的で携帯のキャリングポーチごと持っていました。ただし、他の人にはお勧めしません。何かどこか病的な拘りと自分でも思っています。
 ともかく、私の考える具体的な大きさ重さは、携帯電話位…、最悪昔の携帯電話の大きさや重さ位にしておかないと、身につけておく事が億劫になる様に思います。
 

 その他、身を守る立場では、「すぐに大凡の見当が分かる」や「反応が早い」など、条件は言い出せばいくらでもありますが、その辺りは実は…良い物は良い…でも、やはり高い…感じがします。幸い最近では、インターネットにも様々に情報が上がって来てるので、よくよく吟味して、安くて自分の目的にあった物を選んで欲しいと思います。

 一方で、「ガイガーカウンタだけ持っていたって意味ないでしょ?」なんて話もよく聞きます。
 確かに身に迫る危険が分かっても右往左往するだけでは何の意味もないですが、放射線への対応は、まずは「逃げる」ことです。距離減衰(距離の2乗で減ります)と、内部被爆の防止が大切です。同じ被爆でも当初1週間の被爆と、3ヶ月後の1週間の被爆では影響に雲泥の差があります。初期の内部被爆防止が何よりも大切と思う意味で「N95マスク」以上の性能のマスクを併せて持つ事が、不測の事態への最低限の防御と私は考えます。(参考:旧記事から「防御」について

 以上が、今私がお伝えしたかった事です。

 以下は蛇足。

 今年に入り3.11に由来してガイガーカウンタの人気が高まった時に、それまでは殆ど見かけなかったポリマスターと言う会社の腕時計が、比較的に入手し易くなったので入手してみました。しばらく、従来のTerra-PやRD1706と一緒に持ち歩いて使っていましたが、十分実用に耐える事が分かり(そもそもが原発関係者の御用達)、今では非常に便利に使っています。
 参考までに、現在ではPM1208Mしかポリマスター社のカタログにはありませんが、以前はPM1208という製品もありました。実際に双方使ってみましたが、私の様にPCにデータを転送する目的がない前提なら、僅かにでも軽くて小さいPM1208の方が、実際使ってみて結局便利に感じています。

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2011年9月13日 (火)

Polimasterと言う会社について

 今回は、私の使っているガイガーカウンタの中で、最近一番身の回りに付けている時間の長いガイガーカウンタPM1208の製造メーカーについてお伝えします。

 Polimaster(ポリマスター)と言うベラルーシの会社で、このメーカーの変わった所は、作った製品を原則小売をしていない様な点です。
 3.11前の日本では、丸紅が扱うと言う話以外に手掛かりがなく、数年前に一度、国内の入手先についてメールでお問い合わせしましたが、お返事はいただけませんでした。
 そこで当時、個人輸入を決意して、海外のオークションや、取り扱い商品として掲示されているHPを探していましたが、とうとう見つけられず全く諦めていました。

 ところが、3.11以降、オークションに出てくる様になり、原発事故後にオークション価格でしたが、私も海外オークションから入手する事が出来ました。

 原発業界には、全く素人の私には、先述の大手総合商社が代理店になっている事や、世界的に販売がコントロールされている様な印象からは、政府や東電などの原発関連御用達の様に感じられています。

 最近、日本サードパーティーと言う会社が、正規代理店契約をして、小売りを始めたらしい事を知りました。それでも、一般小売り店などでの販売は行われず直接販売だけで、相変わらず、何か分かりにくい感じのメーカーです。でも、オークションや怪しげな定価を付けているHP以外、販売を前提とした定価が表示されているのを見たのも、初めてと言えば初めてと思います。
 因みに、小売りで表示される定価は、今年5月頃のオークションでの落札価格から見ると約2倍になっていました。独占販売故の値段ですね。

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2011年9月15日 (木)

ガイガーカウンタ付腕時計「PM1208とPM1208M」について

  以前より存在は知っていましたが、入手方法がわからなかったガイガーカウンタ付腕時計は、原発事故の後のガイガーカウンタ・ブーム?の中でオークションに出てくる様になりました。
 
 ガイガーカウンタとしての用途だけを見れば、元々コストパフォーマンスの良い品物ではなかったので、多分、売れないし売る人もいなかったのですが、原発事故後、普通のガイガーカウンタ価格が高騰した時期には、高くても購入する人がいたのでオークションが成立していた様に思います。
 安価な中国製のガイガーカウンタが多く出回り、今のやや落ち着いてきた状況下では、コレクターや価値を認める人しか相手にしない価格と言う感じで、一時の勢いはなくなっている様です。

 私の場合は、以前より個人的に、常時放射線測定器(Terra-PとRD1706)を持って歩いていたので、コレクターの乗りでオークション経由でPM1208Mを入手(5月初旬に送料込み約$900)しました。
 その後再びコレクター精神から、PM1208も欲しくなりオークションで入手(6月中旬送料込み約$700)しました。当初の私もそうでしたが、PM1208は割にデザインが悪いと言う意見が多いのですが、実際に使ってみると意外に大人しく無難な感じです。

 双方に共通する特徴(仕方ないですが悪い部分)に、本体の厚さがあります。両方共に内部構造が、時計部と放射線計測部とコイン電池(厚さ3mm)を単純に3層重ねた構造なので、双方共に厚さは約2cm(PM1208Mは18mm前後、PM1208は19mm前後)あります。
1208m 1208m  PM1208Mの方が、大きさがあるので厚さは目立ちませんが、逆に大きさ広げて厚さを目立たなくした感もあるので、PM1208Mは単純にデカイ!と言った感じです。
 一方で、PM1208は本体の大きさはともかく、厚さを目立たなくする方法の一つとして、元々大きくて重い時計が多いダイバーウォッチをカモフラージュに使った様な感じで、ウェットスーツなら多分目立たないデザインでも、一般的には、個性的な時計に分類されてしまうと思います。

1208m  いずれにしても、重量や大きさがある分、目的を持った所持が原則になると思います。実際に継続して使っていると重さの方は慣れてはきますが、普通の腕時計に付け替えた時など、手が浮き上がる様な感じさえします。

 ちなみにPM1208MとPM1208には、IR通信機能の有無に違いはありますが、基本的な中身は一緒の様です。実際PM1208の後期型はIR通信用の赤外センサを搭載しています。実際にIR通信を使った経験がないので何とも言えませんが、近い内に試してみたいとは思っています。

 次回以降、各詳細(まずはPM1208M)について。

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2011年9月17日 (土)

PM1208Mを購入してみて

1208m  PM1208Mは、当初はPM1208のメンズモデルなんて思っていました。

 PM1208が当初デザイン的にピンと来ない状況もあったので、相場的には1〜2万高い感じでしたが、PM1208Mを購入する事にしました。

 様々なオークションに当たって、目安は送料込みで800ドルで、入札を繰り返し、5月の初旬、とりあえず落札出来たのは、送料込みで総額約65000円の品物でした。
 送金後、実際に届くまで一抹の不安は有りましたが、無事に手にする事が出来ました。

1208m  PM1208Mを手にした最初の感想はデカイ!の一言につきました。
 重さもさることながら、ホームページで見た写真のスケール感の無さ?には上手に撮るものだと感心しました。
 我が家に届いたPM1208Mには、付属の保証書に2011年4月の日付があり、幸い新しい品物でした。

 早速付けて出歩きTerra-PやRD1706と比較しましたが、基本的に反応は鈍いと思う一方で、警報がなる状態では警報がなるので面白い(普段鈍いけど、何かある時は早く反応する)感じです。Terra-Pが反応する前から何かに反応して、高い数値を表示する場合もあるので、単にリニアに反応する訳ではなく、何か判断のアルゴリズムが有る様に思いました。

 操作方法としては、デジタル表示の任意に記録が出来る空間線量と、積算線量、アラーム時計に、別途アナログ時計が合体した形で、通常にガイガーカウンタを使っている人なら、割に分かり易い感じです。
 測定値の保存と赤外線通信機能については、モデル固有の機能なのでマニュアルが必要でしたが、その他は付属マニュアル(英文)を読まずとも、だいたい理解可能でした。

 ただ、新しい場所に移動した時など、任意に測定時間を取り直したい時の方法は、あるのかないのか分かりませんでした。 その後、インターネットで測定時間を取り直す方法があると知りましたが、その方法にしてもリセット後に、どれ位待てば意味のある値になるのか?など、何かちょっと分かっていない感じです。

 赤外線通信は、まだ使っていないので、何が出来るのか?何か分かるのか?気になりますが、そのうち使ってみてご報告します。

 次回はPM1208についてお伝えします。

 

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2011年9月18日 (日)

PM1208を購入してみて

1208  PM1208は先日の記事の通り、当初はデザイン的にピンと来ない感じでしたが、先にPM1208Mを使い始め、重さや大きさが気になり始めた頃から「PM1208時計の文字盤の光沢って、それなりにカッコイイかな?」なんて気になり始めました。

 何よりPM1208Mの特徴一つの赤外線通信機能は全く使っていなかったので、最初から無理せずに「安価なPM1208にすれば良かったかも…」などと思う様にもなってきました。

 そこで再び?様々なオークションに当たってみることになりましたが、今度は少し安めの価格目標で、目安は新品で送料込みで600ドルとして入札を繰り返しました。
 6月に入り、とりあえず、落札出来たのは、送料込みで総額約40000円の新品でした。 その後、我が家に届いて来たPM1208は新品は新品らしいのですが、保証書の日付から2008年製だったことが分かりました。 そもそも今年に入って、PM1208はPolimasterのHPで、ProductArchive入りしてたので、既に以前より在庫限りだったのかもしれません。

 早速付けて出歩き、一月先輩のPM1208MTerra-PRD1706と比較しましたが、基本的な傾向はPM1208Mと似ていると思う一方で、警報音が小さい?なんて感じていました。当初の警報音は、カネタタキの鳴き声の様な僅かなパルス音で、年をとると判別は厳しいかな?と言う様な感じでした。
 今回は、ロシア語のマニュアルしか付属していなく殆ど理解不能でしたが、操作法は測定値の記録と赤外線通信機能が無いだけでPM1208Mと全く同じで、迷う事はありませんでした。
1208  ただ、ベルトについては好き嫌いが分かれると思いました。ベルトのコマに自由がなく畳めないので、いつでも輪の形で置くしかないのは微妙でした。
 ベルトを替えようにも、元々が時計本体が個性的なので、かなり選びそうな感じで、1〜2回家電量販店の時計売り場を見ましたが、ピンと来る物はありませんでした。

 一方、軽さは期待通りで、きっと僅かな差とも思いますが、圧倒的に出番は、軽く小さいPM1208の方が多くなりました。

 実はしばらくして警報がなる時に、デジタル表示面にバッテリー切れの警告表示が出る様になりました。 電池交換については、100m防水らしいので、オークションの並行輸入品なのにメーカーに出す?丸紅に送る?と、直系のメンテナンスが現実的でなかった事と、時計専門店に出しても、ガイガーカウンタ付きなんてどう対応するのか不安だったので、防水機能は諦め意を決して、自分で交換する事にしました。
 三点のクランプを買って来て自分で裏蓋を開けてみました。そこには、コンビニでも売っているCR2023が入っていました。電池で3mm厚もあるから、分厚い時計になると妙に納得しました。 電池を交換したら、警報音も大きくなりPM1208Mと変らなくなりました。

 このところ、一部オークションでPM1208が高くなり始めました。
 理由は、モデル廃止で今後供給がなくなるので、新品としては最後の出品になるからでしょう。一方中古は今まで10年?の供給があるので、当面コンスタントに供給されていくと思いますが、…流通形態が一般にはよく分からないので、あくまで私の予想です。

 ともかく、在庫末期のPM1208は、なかなか出そうで出ないGammaWatchなど、何か新しく良い物が出るまで、ちょっとプレミアムが付くかもしれません。

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