床下空間の環境

2008年4月 6日 (日)

床下の調湿炭について

 床下に湿気を防ぐ意味で調湿炭を敷く場合がある様です。

 でも、今ひとつ不思議に思うのが、炭が呼吸する的な説明を水分や有害物質に対して行う理由についてです。

 もしも、「呼吸=吸ったら出す」なら、水分はまだしも有害物質でも健全な状態の時に吐き出す筈です。もっとも、冷蔵庫の活性炭を考えると吐き出す方は考えていない様ですが、それにしたってある期間で交換する使用方法が前提の筈です。

 水分については吐き出しても問題ないですが、本来の湿気の高い時(基本的に日本の家屋の床下は外気に解放していますから…)に水分を減らす効果については、殆ど無尽蔵の外気の水分量に、床下の限られた量の炭は対応しなければなりません。

 例えば、床下に雨水が流れ込む状況を仮定して、「子供のオムツ(1枚当たり牛乳パック1リットル位の量は軽く吸い取りますが…)を床下に敷き詰めて水を吸い取る」と言う対策を考えたとして、誰が解決すると信じるでしょう…。自然のスケールって、桁の違う大きさですよね。

 床下の湿気を炭で調湿と言う考えは似た様な対象法に思います。少なくとも夏型の結露は、床下の地面から放散される水分が主な原因ではなく、外気に伴って供給される水分が床下での温度差で冷やされて発生すると考える方が妥当に思います。地面からの放散と考えても無尽蔵ですが…。

 逆にもっとストレートに対策するなら、シリカゲルなど吸湿能力の高い素材が必要でしょうし、それにしたって密閉空間での使用が基本的に前提です。そうでなければ、頻繁に交換する必要がある筈です。
 でも、ふたのまともに閉まらない海苔の缶があるとして、シリカゲルをどれ程の頻度で交換すれば湿気らないのか想像もつきません。そもそも無理かもしれない…。

 一方で、実際の測定結果を出しているサイトもありますが、短期間の測定なら「居住」と言う長期の期間のシュミレーションとしては検証になってないし、長期間の測定での結果でも「絶対湿度」での比較でないと「水分の吸収」の比較にはならないと言えます。

 なぜなら、相対湿度の比較では、温度変化の影響が考慮されないから…。

 相対湿度は、空気中の水分量が全く同じでも、温度の差(例えば、数度)によって測定結果は結構大きく変わってしまいます。もしも、調湿炭が床下の保温による湿度低減効果も含んでいるとするなら、それは無駄な投資を意味している気がします。
 断熱の効果を得るのに炭を使う理由は、常識的なら見当らないし「冷蔵庫の断熱材に炭を使った画期的な製品」なんてとても説得力を持たない様に思います。

 その意味でなら、単純に床下に発泡スチロールを敷き詰めれば、外気が入っても冷やされ辛いから相対湿度の上昇は少なくなる筈です。

 長期間での調湿炭使用時の未施工部との比較は、その程度の差(←実際に比較した訳ではないので、あくまで推定。どこかで比較実証して欲しいと思う)に思われます。

 何れにしても、似非科学系とまでは言いませんが、近いものがある様に思います。

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2008年5月27日 (火)

不在時の水漏れ事故?

 我が家のログハウスはセカンドハウスとして、毎月の殆どが不在期間になっています。ところが、ふと先日「何らかの理由で、水漏れ事故が起きたらどうなるのか?」と、気になってしまいました。

 室内が水浸しも困りますが、床下ピット内に作った隠し部屋という労作含めて水没の可能性があります。たとえ、家庭用の揚水ポンプでも不在期間(最近の平均では約3週間)中で、約30mポンプアップしている我が家でも、毎分30リットル×60分で毎時1.8㎥水を溜められる計算ですから、高さ1.8mの床ピット内の床面積が約55㎡とすると、ポンプの供給量全開で55時間…つまりは2日ちょっとの時間で満水(=全面的な水没)になります。全開水量の10分の1の水量が漏れたとしても、約3週間もあれば一杯になってしまう計算です。

 とても不安になりました…。

 そこで考えた対策(現時点)

 1)井戸のポンプについて対策を施し、一定時間以上の連続運転を感知したら強制的に停止させる。
 2)ピット内の床面に水センサを設け、水を感知したらポンプの電源を落とす。
 3)排水設備を用意し、水センサーで排水運転を開始する。

 など、いろいろ構想は浮かびますが、第1に素人作業でできる事。第2に安価に実現する事という制約もあるので、どうしたら良いのか思案中です。

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2008年6月 5日 (木)

不在時の水漏れ事故対策(続)

 その後も色々考えましたが、井戸ポンプの連続運転を感知して止める方法は、弱電の回路(タイマーを装備してリレーなど介してポンプの電源を制御など)を組めば可能な感じはありました。でも、手間がかかるしお金も多少かかります。

 そこで、もっと安直に制御する方法がないかと考えていました。

 そして結局…。

 井戸ポンプへの電源回路の途中に追加でコンセントを設けて、漏電遮断器(よくトイレの温水便座用のコンセントに後付けるコンセント差し込み型の漏電遮断器)を間に挟んだ後、井戸ポンプと同じ側(漏電遮断器から見て井戸ポンプと同じ負荷側)に分岐のコンセントを設けて、水の漏れそうな部分のピットの床面にテーブルタップを転がしておく事にしました。(言葉では解り辛くてごめんなさい)
 要は浸水予想地点に、井戸ポンプと同じ負荷側のテーブルタップを転がしておいて、事故の漏水時には、テーブルタップが水につかる(ショートさせる)ことで、テーブルタップと一緒に井戸ポンプも漏電遮断器で電源を切ってしまう方法を思いつきました。

 ただ、実際には主幹ブレーカ(我が家で最も電源側の遮断器)の次にも漏電遮断器が設けられているので、どっちが先に遮断してしまうか心配もあります。が、どちらの遮断器が働いても、とりあえず井戸ポンプの停止(=床下ピット内の水没の進行を停止)だけは出来そうです。

 近い内に設置してみるつもりです。

(一方で、電源のショート発生前提の対策って「何か間違っている感じ…」も、十分に感じてはいます)

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2008年8月24日 (日)

漏電調査(結果:漏電ではなかった!)

Photo  前回、漏電が疑われるものの原因が分からない状況に、現地で改めて再調査をしました。しかし結局、漏電遮断器の動作状況(左表)には変化がなく、途方に暮れた数日でした。

 このため原点に戻って調査すべく?先日、職場の電気関係に詳しい先輩に相談していたおりに、「漏電遮断器は電流の流れを比較していて、2本の線での電流量がアンバランスだと遮断する仕組みになっている…」の一言思い出しました。
 簡単に言えば、電気機器へは2本の線の双方で送った量と帰ってくる量は一致しているはずで、もし差があれば「どこか別の経路で戻っている(何らかの経路で大地に漏れて還流している)」=「漏電している」との判断基準で漏電遮断器は動作しているとのことでした。

 そこで、もう一度、自分自身の施工状況を見直してみました。
Photo_2  左図の「当初」の状態に一部経由回路(途中にコンセントを追加し、漏電遮断器を経由して屋外コンセントへ送る)の施工を行った「改造後」。そして、問題が発生した「漏電遮断器(ELBと略)の追加」と、配線を今一度じっくりと見直しました。

 すると漸く、そこに原因がある事に気づきました。

 私が施工した配線では、分岐部分のジョイントボックス内で、配線本数を減らすためアース線はバイパスしていましたが、接地側の配線(図中GND)についてもジョイントボックス内で分岐をとって、漏電遮断器に送るだけの配線にしていました。

 つまりは、接地側の配線だけは漏電遮断器を経由しないで、直接負荷側から分電盤側に接続していたのです。

 これでは、漏電遮断器を通過する電気は片側だけなので、どんなに漏電対策が十分であろうとも、屋外コンセントに何らかの機器を接続すれば、送り側の電流だけしか漏電遮断器を経由しないので、遮断動作を起こしてしまいます。

Img_7479 Img_7480  原因判明の翌日、負荷側からの接地側の配線も省略する事なく漏電遮断器を経由する様に変更すると、漏電遮断器も遮断動作を起こさない様になり問題は解決できました。

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2008年11月 5日 (水)

床下の漏水検知用テーブルタップの改良

Img_9430  以前に床下の漏水検知と自動的なポンプ停止を目的に、苦労の末漏電ブレーカーで井戸ポンプの電源を遮断する対策をしました。
 その時に漏電ブレーカーは、基本的に回路に流れる電流の内、還流せず大地に逃げる電流量を感知して動作する事に気付きました。
Img_9453 そしてそれなら、漏水の発生時には、漏水を原因として漏電を積極的に発生させてやれば、漏電ブレーカーが働く筈です。漏電電流が、床に溜まった漏水を通して大地へ還流する事を期待するよりは、漏水からアース線経由で電流を逃がしてやれば、より確実に漏電ブレーカーが遮断動作をする様に思います。

Img_9457 具体的にはテーブルタップの周囲にアースの電極を設けて、漏水発生時に水没、または水によるショートの発生で、活線側の電流をアース側に逃がす事にします。

 回路の電流を一部でもアース側に逃がせられれば、漏電ブレーカーを通過する電流がアンバランスになりトリップ(回路遮断)動作する筈です。

 今回は以前に、同じ発想で単に床下に転がしてあったテーブルタップを回収して、我が家にあったアース線の残りと0.3mmのアルミ版を用意し、アース電極及びアース線をテーブルタップに追加すると言う改良を施しました。

Img_9462 Img_9464
 そして次に、漏電ブレーカー設置の為に設けたコンセントにも、アースターミナルを追加しました。

 その上で再び漏電ブレーカーを設置し、今回改良した漏水検知用テーブルタップのアース線を、用意したコンセントのアース端子に取付けました。

Img_9467 勿論、普通のテーブルタップの外側にアース端子(板)を付けただけなので、通常の使用ではテーブルタップとして使う事が出来ます。

 今回課題とした漏水発生時には、床下面に置かれたテーブルタップの周囲に設けられたアース極と回路側が、漏水でショートすれば漏電ブレーカーを作動させて井戸の回路(現時点では、浄化槽のブロワーも同一回路)を遮断して、漏水状況の悪化を防ぐ事が出来ます。

 でも、本来は、何も起きないのが一番ですね。

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