機器:Terra-p

2009年1月18日 (日)

放射能ってどんなもの?(その3:γ線測定器の購入)

 いよいよ購入をする気になりましたが、参考までに色々な方面に検索すると腕時計タイプから精密な測定器まで用途に応じて様々な種類(勿論、値段もいろいろ)がありました。

 素人で購入出来る程度の価格で、割と評判良い(検出器が大きく性能が良いらしい)のが上中央の「インスペクター」の様でした。個人的にはデジタルよりもメーターが針の方が直観的に判断し易そうでしたが、長時間連続測定で必要な時に警報(特定の何かに対する調査ではなく、自分の周囲の環境を調べてみたいと思った為)が出る様なタイプが良い様に思いました。

 結局、私の小遣いとの折り合いがつかず、手続きやリスクは自分持ちになりますが、海外の決済のebayに戻って、放射線測定器を探す事にしました。

 そしてウクライナEKOTECTと言う会社(英語表記でECOTEST)に行き当たりました。ハンディータイプの機器で連続動作時間が約5000時間とは、他を抜きに出た性能です。
 主にγ線しか測定出来ませんが、自分の生活圏の環境測定と言う当座の目的は達成出来そうです。早速ebayで購入し輸入する事にしました。

 以下、さらに次回につづく

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2009年2月 2日 (月)

放射能ってどんなもの?(その4:測定器入手)

Img_0651 Img_0653  ebayで落札し待つ事一週間で、我が家に測定器は到着しました。送料含め約17000円程度で入手出来ました。

 そして電池(単3電池2本)をセットし、期待混じり?に数日間、勤務先含めて持ち歩いてみました。
 幸いと言うか、当然と言えば当然なのですが、放射線強度的に危険と言う数値を示す場所には、どこをどう寄り道しても行き当たる事はありませんでした。

 この機械では、当初の設定で0.3μSV/h(SV:シーベルトと読む)を超えた放射線量を感知するとアラームが鳴るのですが、「ピッ!」と言う放射線を感知した音は出るものの、概ね、0.08μSV/h前後で、そうそう特異な数値を示す事はありませんでした。

 ところが、この数値を職場の先輩に話したところ、「ちょっと高いのでは?」との指摘がありました。一般的には0.05μSV/h前後ではないかとの事でした。(なんで、そんな数値を知っていたのか不思議…)

 急に一抹の不安を感じてしまいました。もしも…、このebay経由で入手したウクライナ製という測定器が、単に音だけ出るオモチャだったら…。

 以下、次回に続く

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2009年2月 3日 (火)

放射能ってどんなもの?(その5:測定器を借りる)

 測定器自体の信憑性に目が向いた時、このγ線測定器(Terra-p)は、どうも今までの常識では難しいものの様でした。何と誤差は±25%もあり、現在の表示が0.08μSV/hなら、そもそも測定器として0.1μSV/h〜0.06μSV/hまで誤差の内と言うことになりそうです。

 環境的に0.05μSV/hが普通だとしても、この測定器では0.07μSV/hの表示で十分といったところなのでしょう。でも、いずれにしても、キチンと動作しているのか?に対する回答にはならず、普通の生活範囲では、標準的な放射線の線源などに関わる機会がある訳もないので、別に測定器を持ってきて見比べてみる事にしました。

 と言っても、もう1台購入する程のこだわりもなく、インターネットで見つけた関西原子力懇談会の「ガンマくん」と「ベータちゃん」を借りる事にしました。

 申し込みフォームに応募して、数回のメール交換の後、貸していただく手続きが終わりました。(平成23年度より個人への貸し出しはできなくなったそうです)

 以下、次回に続く

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2009年2月 7日 (土)

放射能って?(その7:ガンマくんとベータちゃんと我が家の測定器)

 かんげんこんの貸し出しセットで、いよいよ我が家の測定器(Terra-p)の様子(音が鳴るだけのオモチャかどうか…)を確かめてみました。

 まずは初めて見るベータ線測定器の「ベータちゃん」から。
Img_0670 Img_0671  「ガンマくん」がテプラのテープで名前を貼ってあるのに、「ベータちゃん」がしっかりと本体に名前が印刷してあった点に、ちょっと違和感を感じました。後から「アルファちゃん」と対になって売っていた事を知り納得しましたが、姿や形からは値段が信じられない感じのこの機械は、ベータ線のCPM(1分間に何個ベータ線の粒子を観測したか?)を計ります。
 よくドラマや漫画の放射線測定シーンで「ピピ、ピ、…」等と音を出す機械がありますが、この機械と同じで「ピ」が放射線の粒子1個の感知を示します。
 測定セットに入っていた塩化加里では、300CPMを軽く超過(メータが振り切れた)していました。

Img_0672  そして我が家の測定器(Terra-p:1号機)。
 塩化加里では僅かに測定値が増えた気がするものの、その他「ベータちゃん」では、明確に反応が出る湯の花などでは、バックグラウンドと呼ばれる通常の環境測定値と殆ど変わらない値になってしまいました。
Img_0673 Img_0674  そこで、何の為についているのか不明ですが、測定器本体の裏側の蓋を取ると、検出部分のガイガーミューラー管の一部のシールドが取れるので、この状態で各種ベータ線発生源を試してみました。
 Img_0682
Img_0686  この状態(裏蓋のシールドを外した)では、ベータ線の発生源に対し明確に反応し…と言っても、表示単位がCPMではないので、カウントを音で数えなくてはなりません。
 それでも一応、ベータ線の強弱については音で判断出来る(表示の数値は増加するものの、どれ位の相関があるのか不明)様に思いました。

 そして、肝心の我が家の測定器の、ガンマ線測定器としての比較については、数日間「ガンマくん」と我が家の測定器を同時に持ち歩いて環境中の放射線を測定したり、個々の放射線発生源から影響を受けた場合の数値を比較してみました。

Img_0689  結局は、一律幾らを乗じれば双方の値が…と言った、具体的な関係は掴めませんでしたが、借りた「ガンマくん」(シンチレーション方式)と我が家の測定器(ガイガーミューラー管方式)では、我が家の測定器の方が多くの場合で2倍近い測定値を示す傾向がある様でした。

 我が家の測定器(Terra-p)の表示数値を単純に2で割れば、概ね近い値が得られる様ですが、ここでまた、本当に「ガンマくん」が正しくて「我が家の測定器の数値を半分にすれば、正しい値に近くなる…」と言えるのか?気になってしまいました。

 そこで、某販売店の説明で、表示精度管理がシッカリしていると評されていたRADEXシリーズの計測器を入手してみる事にしました。「ベータくん」を借りている期間内に入手出来れば、放射線源含めてより正確な比較が出来そうです。再びebayで探してみました。

 以下、次回に続く

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2009年2月 9日 (月)

放射能って?(その8:測定器2号RADEX RD1706購入)

 前回の測定器(Terra-p)がロシア語表示で失敗した(今もって解読不能)ので、今度は英語表記のモデルにしました。
 同じウクライナ製と思って購入しましたが、説明書に書かれている会社の住所では、ロシアのモスクワになっていました。日本でこの機種の記述があるHPでは、「カルテックス」と言った表記も見ましたが、表記的は会社名は「Quarta-Rad Ltd」で、モデル名は「RADEX RD1706」でどうして「カルテックス」になるのかは分かりませんでした。

Pict0001 Pict0003 Pict0010  さて、早速我が家の測定器1号(Terra-p)と2号(RD1706)を持ち歩き様々なところで比較してみましたが、基本的には測定値には双方似通った数値を示す事が分かりました。気分的には2号機のRD1706の方が幾分高めの表示をする場面が多い様に思います。

 結果からは、かんげんこんから借りたRadi(ガンマくん)の表示の方が随分低く、数値的には半分近い表示を示していることになりましたが、1)最近のロシア方面の測定器の設定が高めの数値を出す(検定の根拠が違う?)様にしている、2)Radiはシンチレーション測定器なので、GM測定器の我が家の1号機2号機では何か他の影響含みの数値を表示している、3)実際に最近我が家の周辺の数値が高い?(←これはガンマくんの数値の理由にならない)など、いずれも素人の憶測の域を出ませんが色々考えられはします。
 今の時点では、正直なところ何とも言えない感じ(傾向としては最近輸入した我が家の測定器の方が高い数値を示す事実はある…)でした。

 ただ、今回追加したRD1706の機能には、周辺環境の放射線量を数回測定し、環境下のノイズとしてその数値を減じて表示する機能がありました。つまりは、ベースとなる放射線量を予め測定しておいて、通常より高い数値を示す時には注意しなさい…と言う使い方の様です。
 表示の誤差についてはRD1706も似た様なものなので、機器の表示は参考程度で平常時との差が観測された時を、気にするのが正しい使い方の様な気がしています。

 しかし、異常を感じて何が出来るの?と言った指摘(主に職場の知人)もありますが、その辺りの自己防衛については、次回の記事にします。

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2009年3月 7日 (土)

放射能って?(番外編:放射線測定器を較べて)

 このところ年度末の忙しさにメインのブログ含め更新をご無沙汰していますが、以前「かんげんこん」から放射線測定器をお借りしていた頃に、比較をしてみた画像があったので掲載してみます。

Img_0726  今回の比較は、自ら購入したウクライナのECOTECT社のTERRA-P(いずれも便宜的に英語表記)と、ロシアのQuarta-Rad社のRADEX RD 1706、「かんげんこん」から借りた国産測定器の堀場製作所のRadi(ガンマくん)と、ベータちゃんです。

Img_0722  この中ではβ線測定器はベータちゃんだけで、残り3台は基本的にγ線測定器(TERRA-PとRADEXはβとγ両方測定出来るらしい)になります。測定部分の形式や更正方法の違いからか、Radiは他の2台の半分程度の数値を示す事が多い様です。

 計測の数値はβ線測定器のみがCPM(1分間当りのカウント数)で、残りのγ線計測器はμSV/h(1時間当たりのSV(シーベルト)換算値です。基本的な傾向については、海外製の測定器と国産の測定器では当初の機器更正に使われる放射性物質が違う事と、計測する場所ごとに計測される放射線の発生源がマチマチなので、更正に使った放射線源と同一の線源なら表示の数値に直接の意味があるとしても、日常的な測定では「通常のバックグラウンド(いつもの状態)に比較してどれ位強いかを見当付ける」程度の意味に留めた解釈が適当な様です。

Img_0728  ベータちゃんに同封されていた放射線源の内、一番強度が強かった塩化加里(含まれるK40が放射性物質)で比較を試してみました。中央に置いて測定器で囲む状態では、日常の状態と比較して、TERRA-PとRadiの計測結果に変化はない一方で、100CPM前後示すベータちゃんは勿論、RADEX 1706も気持ち高めの数値を示しました。

Img_0729Img_0730  そこで、ベータちゃんを塩化加里の上に置いて300CPMを超えることを確認した後で、γ線測定器3台の計測部分をなるべく塩化加里上に近づけてみましたが、やはりRADEX以外に明確な数値変化は現れませんでした。

Img_0734 Img_0742  そこで今度は、TERRA-Pの本体裏のシールド扉を外して同様に近づけてみると、TERRA-Pも数値は一気に高まり、デフォルトの警報値(0.3μSV/h)に達して警報音がしました。TERRA-Pの場合には、β線の検知は本体裏のシールドを一部外す必要があり、RADEXの場合には基本的にβ線含みで数値を示すものの具体的な検出は今ひとつ難しそうな感じです。

 何れにしてもTERRA-Pは音で、RADEXは液晶表示で、γ線の検出を示すので、基本的には1分間の反応数を数えておけば、CPMの値としてベータちゃんの計測結果と比較出来そうです。

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2009年6月27日 (土)

放射能その後…

 昨年暮れからの「放射能測定」というマイブームは、今も続いています。毎日の通勤は勿論、昼休みの外出時もγ線測定器を持って歩いています。私の2月から6月までの総被曝量は0.3mSv前後と言ったところです。基本的に職場周辺では、0.09μSv/h(いずれもECOTECT社TERRA-Pでの測定値)前後の定常的な放射線レベルがある様です。
 また、先日の北朝鮮の地下核実験後も暫く興味を持って見ていましたが、私の測定機器レベルでは何ら有意な変化は感じられませんでした。

 ただ、この半年で、1回だけ焦った経験もありました。
 
 ある平日の午後、仕事で外出し都内の職場に戻る途中の出来事でしたが、コミュニティーバスの車内で通路に立っていると、何か遠くで携帯が鳴っている様な音に気付きました。暫く鳴っていたので「車内で迷惑な…早く止めれば…」と思った矢先に、自分の放射線測定器のアラーム音の可能性に気付きました。
 通常0.3μSv/hにセットしてあり、通常警報音が出る事はまずありません。慌てて鞄の奥のγ線測定器を探してみると、やはり、かの音の原因は私のγ線測定器の警報音でした。
 すぐに音を止めて周囲を見渡しても、老人の男女が座っているだけです。その内の3人位が荷物用のカートを持っていましたが、いずれにしても都内の昼間の、ごく普通の光景でした。(都内では、安く買える自治体発行のシルバーパスがあり、昼間のバスは老人の移動手段的な印象が強い)

 気を取り直して人の少ない方に移動して、予備機として持ち歩いてるRadexも電源入れましたが、早速警報のバイブレータが作動するので機器の誤動作ではない事は確認しました。
 そこで、警報表示になっているTERRA-Pの方のアラームの設定を、0.3μSv/hから1.0μSv/hに変えてγ線の強度を見ようと思いましたが、変更しても警報表示が続いたので2.0、3.0、と設定値を変えていきましたが、結局4.0μSv/hにまで変えるとアラームは止まり、表示は3.2μSv/hを示していました。
 3.2μSv/hの表示を確認した時点で、車内の半径2m程度で荷物を持っている人はいなく、バスの車内数m移動しても測定器の警報への影響に大きな変化がなかったので、αやβによる影響ではなくγ線?と勝手に思い、とりあえず、通常の環境レベルの40倍近い(車内の発生源は確認していませんが、近づいたらどんな数値が出るか判らない)ので、直近のバス停でバスを降りました。

 幸いバスを降りたら、周囲の放射線レベルは通常の0.08〜0.10μSv/h程度だったので、そこから数十分職場への道は歩いて帰りました。

 しかし…後から思えば、何らかの影響でバスの車内ではなく、周囲の環境自体が汚染された場合、実はバスの中の方がまだ総合的な影響は少なくなる筈です。また、外部の汚染が局所的だったならバスで移動した方が、徒歩とは比較にならない早さで距離減衰を狙うことが出来ます。つまり、これらの場合は、バスに残る方が正解です。

 今回結果的には、たまたま影響を避ける方向で動けましたが、咄嗟の時に誤った行動をとらない様に、色々な可能性含めて対応出来る準備をしておいた方が良いことを痛感させられました。

 ただ、その後は似た様な経験はなく、約半年で1回の経験なので、余程稀な出来事に出くわしたのかもしれません。とりあえず一般的には、この話の様な心配はしないで大丈夫とも思います。

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2011年9月20日 (火)

Terra-Pの使い方

 Img_2056 最近特に「Terra-Pの使い方」で検索されて、見に来ていただける方が多くなりました。

 そこで、とっても簡易版の使い方説明を記事にします。Terra-P用です。
 
Terra-P+は、機能が増えている為、この記事で説明するTerra-Pとは違います。ご注意ください。

1)電源オフはありません。スリープになるので放っておきます。

 電源はオフにせず常時持ち歩くのが正解です。もしも、放射能の危険のある場合には、警報音で伝えてくれます。また、積算線量計があるので、常時携帯していれば年間の被曝量を概ね把握可能です。

 

2)表示を見て、右側のボタンはモードの切り替えです。

 空間線量表示(μSV/h)積算線量表示(mSV/h)現在時刻表示アラーム時刻
  → 空間線量表示 → … 繰り返し…

 以上、4種類のモードを順送りで切り替えます。

 ※右ボタンを長押しするとリセットして工場出荷状態に戻ります。積算線量はクリアされ、空間線量の警報値は0.3μSV/hに戻ります。

 

3)表示を見て、左側のボタンは各モード内での表示の切り替えです。

 ア)空間線量表示 (空間線量の表示と警報値の設定)

  左ボタン短押し
   → 警報設定値の表示と計測時間のリセット。再度空間線量を計り直します。
     (表示の点滅中は計測中を示し、表示の点滅終了後の表示が測定値です)

  左ボタン長押し
   → 警報設定値の表示の後、警報値の設定。
    1) 警報値の各桁を左ボタン押しの回数で設定します。
       (各桁ごとに左1押しで、表示数値が1つ増加します)
    2) 決定後、右ボタン短押しで次の桁に移動します。各桁ごとに1)を繰返します。
    3) 各桁設定後、アラーム音のOn/Offの設定を行います。
       (On/Offは右1押しで、交互に変わります)

※ ガイガーカウンタは、一定時間の放射線パルスの量を計測して空間線量に換算表示します。Terra-Pは常時継続して動作し、単位時間あたりの空間線量として表示しますが、場所が変わった場合など、今直近の状況に限って知りたい時には、再度測定をやり直す事が必要で、この場合に短押しの計測時間のリセットをします。

 イ)積算線量表示(積算線量の表示)

  左ボタン
   → 意味なし。
     (表示に変化なし)

 ウ)現在時刻表示 (時刻の表示と設定)

  左ボタン短押し
   → 意味なし。
     (表示に変化なし)

  左ボタン長押し
   → 時刻の再設定
      1) 各単位(分、時間)ごと、左ボタンで数値を増やしながら指定します。
        (各桁ごとに左1押しで、表示数値が1つ増加します
      1) 右ボタンで分→時間→完了の順に、各単位を選択します。
        (右ボタンを押す度に、変更対象の桁が変わります)

 エ)アラーム時刻(アラーム時刻の表示と設定。毎日指定時刻に数分間アラームを鳴らせます)

  左ボタン短押し
   → 意味なし。
     (表示に変化なし)

  左ボタン長押し
   → 時刻の再設定
      1) 各単位(分、時間)ごと、左ボタンで数値を増やしながら指定します。
        (各桁ごとに左1押しで、表示数値が1つ増加します)
      1) 右ボタンで、分 → 時間 → On/Off → 完了 の順に選択します。
        (右ボタンを押す度に、変更対象の桁が変わります)
        (アラーム音のOn/Offは左1押しで、交互に変わります)

 

4)裏蓋を外すと、放射性物質の簡易判定が可能

 付属の保護カバーを外し、機器裏面のGM管(ガイガーミューラー管)の格納部の鉛製カバーを外すと、β線の影響を排除しなくなります。(参考記事はコチラ
 このため、β線が存在する場合には計測数値が増加します。この変化を見て、物体の放射性物質の汚染の有無を簡易的に推測出来ます。

※ 食品のベクレル単位などの微小な単に対する判断には使えないレベルです。放射性廃棄物程度の汚染状態なら、おそらく推定可能です。

5)警報が鳴った場合の止め方

 右ボタンで時刻表示、または、アラーム時刻のモードにすれば止まります。
 (空間線量か積算線量の表示時に鳴る様に出来ています)
 
 長く止めたい場合には、警報の指定値を空間線量より高く指定します。(上記3)ア)参照)

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2011年9月22日 (木)

Terra-P、RD1706、PM1208M、PM1208を比較して

帯に短し…なんて言いながら、高い物には理由がありそうですね。

以下に比較(作表する技術が無いので並べただけです)。

 Comp2

※1 警報値を高く再設定すれば止められますが、急な場合の対応として難しいので
  再設定による方法は評価していません。

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2011年12月24日 (土)

どうもガイガーカウンタの捉え方が違う(国民生活センター)

 ご無沙汰しました。
 このところ忙しい日々が続き更新がおろそかになりました。

 先日、国民生活センターから「比較的安価な放射線測定器の性能-第2弾-」の発表がありました。我が家にもあるTerra-pや、RD1706が出ていましたが、結局いかに放射能が正確に量れるか?と言う視点で調査報告が行われていました。

 内容としては、ロシア、ウクライナ製は比較的良い感じで書いてありました…が、そんな事は当たり前です。
 チェルノブイリの日常の被曝から身を守る必要に応じて作られた製品なら、身を守る機器としての正確さは持っています。
 まだ事故後1年も経験をしていない日本とは、比較にならない歳月と経験を経て製品として残っているのです。売れるから作っている国の製品とは、基本的なスタンスが違います。

 TBS系の記事も『安価な測定器5種類、「正確に測れず」』なんて掲載していましたが、タイトルをつける側の認識の低さも気になります。

 低線量時に誤差が大きい点を指摘してタイトルをつけていますが、低線量時に誤差が大きいのは、低線量なら気にしなくてよいと言う視点で作られているからです。危ない時に反応する機械ならば、それで十分なのです。
 必要以上の精度にコストをかけても、無駄に高価になるだけです。

 むしろ、空間の放射線量計を食品の汚染判定に使う辺りが使い方として不適切と主張すべきです。日常的な空間線量より、桁の小さい汚染を測ろうとする事自体がナンセンスです。
 レポートでは直接触れられていませんでしたが、参考品として根拠にされていた高額な測定器でさえ、遮蔽環境なんて用意出来ない一般の国民生活では、食品汚染は計測出来ないはずです。

 そもそも国民生活センターが、低線量まで「正確」を目的とした調査を行った事自体が、公費の使い方として疑問です。
 むしろ国民生活センターと言う名にふさわしい仕事をするなら、40万円以上で校正が必要な測定器程の精度が、国民各家庭の生活でどれほど必要なのか…公費を使って調査する前に考えて欲しかったと思います。

 放射線の様に自覚のない危険に対して、国民目線の安全装置なら、むしろ入手し易さや、携帯性、電池の持ち具合の方が余程重要な項目のはずです。
 この点では、基準にされた正確な測定器の方が、かなり非常識な作りになっているのではないでしょうか。ましてや価格なんて国民の視点なら問題外の機械です。

 例えば、子供達が外で遊ぶ時に、大きくて重くて高価で毎日バッテリーを気にする必要がある「正確な表示の測定器」を持たせる必要があるのでしょうか?
 Terra-pなんか今回の原発事故以前なら、国際郵便の送料込みで2万円しませんでした。子供の鞄に付け放しで1年中動いています。そして注意が必要な放射線量なら、いつでもアラームが鳴ります。電池は、半年に1回チェックするだけです。

 日常生活の中で、ちょっとコンビニに買い物に行く時に、正確な表示の放射線測定器が必要と思いますか?
 一方で、コンビニまでの道中で、何らかの原因で被曝する可能性がないとも言えないこの頃…。

 そんな場合にあるべき線量計ってどんな物なのか?線量計と言う総称になるからと言って、計測値の表示精度が重要ではないはずです。

 国民生活センターも、そろそろ単なる計測用測定器の評価ではなく、生活防衛に必要な機能面を含め放射線計測器を評価していくべきと思います。

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