ログライフ(情報)

2006年2月 6日 (月)

No1:水が出ない?

 引き渡しを受けたのは昨年の暮れも押し迫った頃でしたが、慌ただしく建築工事が最後の仕上げをする中、給排水設備の施工業者が「水抜きのレクチャー」含めて設備引き渡しの説明をすると言うので立ち会いました。
 その日は引き渡し日だった事もあり朝から現場を見ていたので、トイレの水が出ない事には気が付いていました。現場作業自体は、屋外に仮設トイレもまだ残っていたので、実用上の支障はなく過ぎていました。

 給排水設備業者のレクチャーが始まり、東京では配管の凍結の心配はなく「水抜き作業」は初めての経験なので、ログハウス生活の第1歩が始まる様な新鮮な感覚で説明を聞いていました。
 そして、問題のトイレに説明が進んだ時、水抜き作業の延長線で水が出ないと思っていたので「トイレの水を通す為の栓は、家のどこにつけてあるのですか?」と聞いてみました。設備業者は「水抜き後はバルブを開けるだけで、特別な事しなくても全部水が出ますよ」と言いながらトイレの水を…。「えっ?」業者の動揺が見て取れてしまいました。説明を一時中断して、井戸ポンプから全ての設備の再確認が始まってしまいました。
 そして再確認後トイレのタンクにだけ水が来ていないので、トイレの給水配管を外して調べる事になりました。すると、トイレのタンク入口に小さな金網のフィルターがあり、これが砂で詰まっていて水が出なかった事が判明しました。
 業者は金網の砂を取り、「これで大丈夫です。万一また調子悪い時はここを掃除してくださいね」と残りの説明もそこそこにレクチャーを終了し帰って行きました。

 フィルターが詰まる度に配管を外して掃除とは、田舎の生活もナカナカ手強いと思いましたが、ふと「いつ施工していつ詰まったのか」急に気になりました。
 少なくとも引き渡し時点でのトラブルだったので、施工してからそう時間はたっていないはずです。

 実際ほど無くして早速トイレの水の出は悪くなりました。仕方ないのでお風呂場で汲んだ水をバケツでトイレに運んでいましたが、田舎暮らしとは言え室内で水汲みも悲しいので、ホームセンターに行きモンキーレンチを2本買って自分でフィルター掃除をしました。
 掃除が頻繁に必要なら、メンテ用の工具も付属品に付けておいてくれれば良いのにと気楽に作業を続けていましたが、その時ふと洗濯もやけに時間かかる…ことに気付きました。
 つまり、トイレ、洗濯機、食器洗い機その他フィルターのあるものは全て目詰まりの洗礼を受けていたのです。

 結局トイレは、頻繁に配管を外して対処すると何時かは壊してしまいそうな事と、機構的に多分単純そうなのでフィルターは外してしまいました。勿論、以降トイレの水の出は快調です。
 その他の食器洗い機と洗濯機は、複雑そうなので詰まる様子を見ながら掃除を続けています。肝心な給湯器はフィルターが外せず、詰まった時に業者を呼ぶ事にしました。詰まるのはできることなら暖かい時期に…と祈っています。

 本当の原因は、井戸に設置した深井戸用のポンプが砂も一緒に吸い上げるのが問題なのでしょう。この点を改善(もう少し浅く設置する??)しないと解決にはならない様です。ただ、その内に砂も減ってくるかもしれないので、もうしばらくは現状で様子を見てから方策を考えて行こうと思います。

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2006年2月 8日 (水)

No2:ログが歪む?

 ログハウスの施工中には、暇を見つけては近所の現場を見学に行っていました。そんな中で、ある親方が「新築間もないログは、木が落ち着いていないから、薪ストーブの熱や温風ヒーターの風を直接当てるなど、急な乾燥をさせると気が暴れる」「暮れに建てて、早速正月にガンガン薪ストーブ使った家などは木が曲がってしまう」「最初の暫くを気を使って、部分的な乾燥を起こさせない様にしたログハウスは後々で奇麗だ」などの知恵を教えてくれました。

 完成した我が家を見ながら、気を付けて丁寧に使って行こうと心に決めて、年末の引き渡しを受けました。

 年末年始は、所用で出かけていたのでログハウスに戻ったのは年明け2日でした。今年は正月休みが短い事もあり、一旦家族を残してそのまま一人で帰京しました。
 そして、東京で5日間過ごして週末7日に、ログハウスの連休を期待して再び戻ると、家族が開口一番「木が曲がってきたよ。ここなんか割れてきた」と報告してきました。夜中寝ていると木の割れる音がバキッ!と響くとの事。
 調べてみると、帰京の前に蓄えた(といっても数日分程度)薪を使い果たして、さらに数コンテナ(果物のコンテナに入れて運んでいる)分追加しているとの事。1日の使用量としてはコンテナ1箱強位か…。

 親方から聞いていた貴重なアドバイスも、「だって寒かったから仕方ない」との理由の下に、無かったものになってしまった様でした。

 確かに室内は、建物全体が薪ストーブだけで大方18度前後を維持していて、快適は快適なのですが、貴重なアドバイスはどうしたのか…。薪ストーブの直近の壁は手で触ると、火傷する程ではないにしてもかなり熱くなっていました。

 本当は遮熱板を設ける必要があるのですが、緊急なのでとりあえず4mm厚のベニヤをストーブと壁の間に立てかけました。見てくれなんて関係ありません。火事の心配もありますが、そこは注意するとして緊急避難(ベニヤの表面が触れる程度の温度に保つ様に気にしながら使っています)です。
 とりあえずは、ベニヤの裏側のログは僅かに暖かい程度で済む様になりましたが、一旦曲がったり、ログ同士の間が開いた場合はもう元には戻らない様です。

 たった数日で…。

 

皆さんもどうぞお気をつけ下さい。

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2006年2月 9日 (木)

No3:勝手口凍結

nejiretahizumu 今年の寒さは、我が家のログハウスにも厳しい試練を与えた様でした。前回の記事通り寒さに対抗すべく薪ストーブが活躍した結果? 急激に部分的な乾燥が進み、新築早々に薪ストーブ廻りのログ壁は隙間が気になることになってしまいました。ご要望があったので、写真(←)も併せてご紹介します。もっとも、家人は納得しているので、家庭内的には余り問題になっていないですが。

 

 

katteguchikootta その寒さついでにもう一つの問題をご紹介しましょう。今後、寒冷地にお建てになる方は気をつけてくださいね。
 その問題とは、タイトルの通り勝手口のドアについてでした。有名メーカー製で製品的なクォリティーは問題なかったのですが、流石に今年の寒波は辛い様でした。
 正直なところ計画時にもこの点は気になっていて、我が家の打ち合わせ担当者に確認はしてあったのですが、やはり自然の力は偉大でした。
 結局、今の所は、大きめの段ボール紙を勝手口に当てて冷気を防いでいます。将来的には内側にもうひと扉造作する必要がある様に思っています。

 

後日追記)その後の対策はコチラをご覧ください

 


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2006年5月10日 (水)

水が出ない(No1)その後

 前掲の記事の通り 「井戸の砂」事件 は、その後目詰まりの回数自体は減ってきましたが、お風呂の湯船に水を張るとしばらくして砂が沈む感じは続いていました。

 そしてとうとう給湯器にエラーが表示され、自動お湯張り機能が使えなくなってしまいました。当座は、お湯は自動で張れないもののシャワーの水はふんだんに出るので、水を張った後で追い炊きをして使っていました。
 しかし、流石に半年も使っていない給湯器なので設置業者を通してメーカーに修理を依頼しました。すると、基本的な原因は砂詰まりなのですが「井戸の給水タンクや配管を掃除してから使わなかったのではないか?その辺りの掃除を含めて処理したので、もう大丈夫」とのことでした。

 修理後、気持ちお風呂の湯船に砂は残らなくなった気もしますが、さて…。今回で直ったと信じたいところです。

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2006年7月18日 (火)

渋滞

 今回の週末ログハウスは、連休の初日のみ晴れて雨に降られ続けた休日でした。現地での様子は後日に別途ご報告するものとして、今日の記事は交通事情から。

 我が家のログハウスは東京から約300km離れた所に有り、行程の9割以上が高速道路になります。移動中の最大関心事は渋滞情報で、今回の連休も高速道路では土曜日の下りで30km、今日(既に昨日になってしまいましたが)の上りで25kmの渋滞がありました。

 子供が幼いので渋滞は辛い&寝ている時間に移動する方が楽なので、いつもは前日の夜に仕事から帰宅して出発し高速道路のETCの深夜早朝割引が利く夜半過ぎに現地ICを通過する様にしています。帰りは早朝ならETCの通勤割引が使える現地早朝出発か同じく通勤割引の現地夕方出発のどちらかにしています。(割引の詳細はこちら)
 今回の往路では高速道路代の最安値を目指して朝4時前には自宅を出発し、深夜早朝割引+通勤割引の併用パターンで現地に行きました。連休の渋滞も始まる前に難所?(渋滞箇所)を通過し順調に現地に到着しました。出発の準備から運転等のため疲労困憊の私以外の家族には充実した1日になった様でした。
 そして今日復路では、高速道路の渋滞の時間帯が概ね午後4〜5時ピークなので渋滞箇所を8時過ぎに通過にすれば多少の渋滞で済む…と考えていました。ところがこの雨…。午前中は、現地ログハウスでの作業を続けていましたが、流石に午後になると帰路の降雨状況や連休の渋滞を不安に思う家族が落ち着かなくなり、多少予定を早めて帰路のつきました。ただ、後から思えばこの判断が失敗でした。
 早く出た事も有り、ETCの通勤割引が始まる時刻より早く途中のICを通過しそう(午後5時〜8時の間に区間距離が100km未満でゲートを通過しないと通勤割引そのものが無効)になってしまい、途中早い晩ご飯で時間を調整して通勤割引時間帯に無事ETCゲートを通過しました。出発、晩ご飯と前倒しに行程が進んだため、渋滞の難所にも予定前倒しで突入してしまい、走行中に渋滞は25km2時間から17km80分まで縮みはしたものの結局渋滞にハマってしまいました。しかも今回は都内に入る直前にも別の事故渋滞が有り、いつもなら4時間半前後で通過できる行程に7時間もかかってしまいました。やはり連休の渋滞を上手に避けるには、準備と忍耐が必要な様でした。

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2006年7月20日 (木)

No26:続床下工事(合板の塗装)

Yukashita0702_1 前回の床下造作時に気付いた大きな問題が一つありました。それは床下のカビです。床下の基礎断熱の断熱材保護に設けていた4mm合板の下部50cm程度の部分にカビが発生していました。
 基礎を密閉構造にする方向を選択した時点で覚悟?はしていましたが、実際発生すると…。慌ててオイルステインを合板に塗布しました。
 今のところ、床下の室内温度は20度前後、湿度70%前後とカビには好適な環境です。1階の室温・湿度も26度前後で60%前後と、1階の空気を床下に引き込むと逆に結露の恐れも有り、湿気対策としては外気も内気も床下には引き込めないので、空気の循環による形での湿度対策は対応手段として不可能な様です。機械的な除湿等、何らかの別な方策を考えなくてはいけない様です。 

 さて、話は変わりますが、最近の当ブログの訪問者について。

 このところ、「ログハウス 法規」検索の結果として、このブログに来て頂く時がある様なので、参考までにググってみると確かに出てくるのです…。私の場合は、ただ一般的な構造計算における「法規上の荷重の値」を紹介した記事で「法規」を使っただけで、それがたまたまログハウスの造作工事の一環だったのですが、内容の区別もなく先述の通りに検索上では候補に上がってしまう様なのです。
 当ブログにいらして頂いた方へのせめてもの気持ちとして、(当方無資格者故)分かる程度で参考までに記述してみます。

 建築の法規上ではログハウスは、通常の住宅用途で2階建てならば、一般の「木造の建築物として法規制(一般的なルール)や告示(基礎の方法や様々な詳細ルール←建築内容によって変わる)」 + 「丸太小屋の告示」(ログハウス特有のルール)の適用を受けます。1階部分をコンクリートにしたり、軒の高さを規定以上高くする、3階建てにする、地下を設けるなどすると構造計算が必要になります。
 「丸太小屋の告示」はご自身でもログハウス建築前に一度読んで、実際の建築設計内容と照らし合わせていた方が良い様に思います。
 また、銀行の融資や金融公庫などで、所謂「検査済み証」が必要な場合等、建築法規の防火の規定などにも注意(薪ストーブは勿論、ガスレンジを付けるだけで火気使用室となり、防煙たれ壁や、天井や壁に石膏ボードを貼る様に要求されることもあります←我が家ではガスは使わずにIHクッキングヒータで火気使用室には該当しないとの対応をとりました)が必要になります。

 ただ…、「法規上〜」と言った場合には、場所や状況によって関連法規(都市計画法、農地法、河川法、宅地造成や下水道(浄化槽)の法規など←実は我が家のログハウスに実際に関係してたもの)が絡んできます。
 詳しくは、まず建設予定地の自治体の建築審査担当者に事前にアポを取って(電話でOK)、現地の案内図(地図)、公図や地積図、測量図(土地の売買契約の添付図で十分)などを持参して説明を受けると良いでしょう。売買時の重要事項説明書も持って行くと良いかもしれません。所用時間は、場合によっては関連部署を数カ所廻る事になるかもしれませんが、朝早めから動けば1日で概ね調査し終える事が出来ると思います。
 

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2006年8月16日 (水)

No31:井戸の水質検査

 以前に役所で調査したところ、我が家の地域には近所の表通りには水道管及び引込み用の分岐が有りましたが、敷地に続く路地には隣接3軒以上の同意と要望がないと水道管の敷設はしないとの事でした。この道路は我が家含めて2軒しかなく、もう1軒は随分昔からのお宅で、上水道など無い頃から水は井戸で得ていました。
 我が家も、引き込みの同意の見込みが無い事や、仮に引込んでも道路から随分と離れた位置に建物を建設した為、敷地内の数十メートル区間について自費で引き込み管を埋設しなければならないので、当初より井戸を選択していました。

 井戸は果樹園も近いので、念のため深さ30mまでボーリングしましたが、水質については確証が得られず(水質の検査委託を自費で出せば良いのですが、調査項目は全て…等と言うと数十項目に及び多額の費用がかかる&項目を絞ると不安は解消されない?)、当座近くのスーパーの無料の飲料水(専用のペットボトルを購入すると無料で給水出来るサービス)で食事は済ませ、その他の生活用水を井戸にしていました。

 今回東京の東急ハンズと言う色々な物を売っている店で、水質の検査キットを見つけ、ありったけの検査項目を購入しました。PH、COD、NO2、硬度、Zn、Fe、Cu、TH、…。所謂パックテストと言う物で使用方法は、水を用意して包装を開封後すぐに中に入っているパックのビニール栓を引き抜き、パックを潰して空気を抜いてから水につけると水がパック内に吸い込まれて中の試薬と反応する形式の試験です。僅かでも試薬が検査対象の水に入ると以降の検査に影響する為、念のため各試験ごとに十分な流水を流した上で、各々採水して検査してみました。
 何れにしても、化学反応なので室温や水温に反応時間が左右される事や、結果の判読が印刷物の色見本との比較なので厳密な結果を得られるか不安はありますが、見当をつける程度にはなるはずです。

Wc そして結果は…。検査時の天候は晴れ気温32度、検査時の室温25度、採水場所(台所の蛇口)での水温は15度で、判定は硬度10前後でPHが6.5位(何か溶けている?)で、COD、NO2と金属関係は検出濃度以下(必要以上時間経過した後でも変化なし)の様でした。

 PHに若干の不安が残ったため、この秋に地元自治体実施の井戸水の水質調査が有るので、その検査まで判断はお預けになりました。

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2006年9月26日 (火)

No49:データロガーのデータ

 今月の当初現地(週末ログハウス)に設置したデータロガーを2週間ぶりに回収しました。本当は、データの回収のみ行って継続してデータ収集したかったのですが、現地のコンピュータや持って行ったコンピュータではマウント(接続及び認識)が出来ず、データの収集が出来なかったので不本意ながら東京まで持って帰りました。最初に設定を行ったコンピュータでは何のトラブルも無くマウント出来たので何か設定の方法を誤っている様な気がします。今後再度設定を調べ直す予定です。

 さて、結果は…。

 今回設置した場所は、床下の空間の奥と手前(共に出入り口から見て)と外部の3カ所です。目的は、外気の温度と湿度の変化が床下空間にどのような影響を与えるかについてでした。データロガーで収集したデータをエクセルに取り込んでグラフにしました。データの収集間隔は30分ごとに温度と湿度を記録します。設置及び撤去前後の不安定な時期のデータを除いて約700回弱のデータが取得出来ました。

_1 まず分かった事が、予想外に高湿度たった(約80%前後)事と温湿度環境的にはかなり安定した空間だった事でした。
 温度や湿度は今までも、数カ所に「精密!」と表示されていた温度湿度計を数カ所設置して、時々見ていたので知ってはいるつもりでしたが、今回設置した場所(ベタ基礎コンクリート上30cm)では結構想定より高湿度でした。床に近い所は冷やされるので湿度が高く出る可能性があると思います。

_3 次に露点温度の変化ですが、露点温度は単純に空気内に含まれる水蒸気量に比例する様です。その地点の気圧や気温がどうであれ、露点を測定すればその空気の含む水分の絶対量は露点の高低で比較できます。
 この観点から見ると、床下と外気では時期によっては水分量の多少が逆転する事があり、このタイミングを上手く使えば換気による除湿が可能になりそうです。また、今回の測定期間の全期間で、床下内の除湿器が自動運転(機械の湿度センサーにより自動で動作)で作動していました。除湿器の有効性(作動していたのにこの程度だった? or 何らかの調湿機能が働いていた? それとも、実は除湿器は大勢に影響ない(2週間で8リットル以上水は取れたけど)能力だった??←除湿器はデータロガー(床下(手前))の近くにあった)について考えてみる必要がありそうです。

 次回、取得データについて検討を加えてみたいと思います。

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2006年9月29日 (金)

No50:データロガーのデータ(その2)

 前回の続き…。

Raw とりあえず取得したデータをそのままグラフ化したのが左のグラフですが、実は湿度の表示は単純には比較できません。
 湿度は、その時々の空気中に含む事の出来る水蒸気量に対する、実際に含まれている水蒸気量の割合を示しています。ところが、この空気中に含む事の出来る水蒸気量は、気温により大きな影響を受けます。空気の性質では気温が高くなるにつれて、温度変化以上に含む事が出来る水蒸気量は増加していく(冬場暖房すると乾燥が進むのはこの理由)のです。つまり、湿度という”割合”を考える場合の元になる”全体の水分量”が大きく変化をしてしまうので、空気を移動させた場合の影響などは、移動する側と移動される側を同一温度基準で判断しないと、湿度の数値は単純には比較できないことになります。
 

 その上…で、今回の検討を進めます。
 
 今回の最初のグラフ(一番上)の例では、床下と外気の湿度表示を比較すると、数値だけの表面的な比較では9/12日の昼頃から9/14日の昼頃までは床下の湿度の方が数値上は低くなっていることになります。
Cv ところが、この期間は外気温が低かった時期なので、外気の含む事の出来る水蒸気総量が少くない(湿度100%の全体自体が小さかった)理由から、この期間の湿度の表示は高くなっています。このため、この時期に外気を床下に導入したとすると、床下内で床下空間の平均気温まで暖められた(空気の熱容量より床下空間の熱容量の方が多分圧倒的に大きいので)外気の湿度は、この期間の床下の平均湿度よりも低くなります。(左グラフの導入後外気湿度)
 この観点から言えば、現在の床下に対する常識では換気口を設けて空気を入れ替える事については、夜間の気温が高い時期(データには有りませんが夏場の高湿度の時期など特に)は、換気すれば換気するだけ湿気る…そして当然結露を助長している事になります。かなり乱暴な目安ですが、床下気温の方が外気より低い時は換気はしない方が湿度は低くなりそうです。今後もデータを積み重ねて見当していきたいと思っています。
 
Sb3  ところで、この温度補正を加えた考え方で湿度変化(外気導入後)を見る時に、データをより実践的な結果を得る為、今回の床下部分の測定点がベタ基礎コンクリート(表面塗装済み)上30cmの木製棚上だったので、ベタ基礎表面は測定気温より3度低いと仮定してベタ基礎コンクリート表面付近を調べてみると、コンクリート表面付近では左の様なグラフになります。
 その結果だけで判断するなら湿度は最高で、床下内の閉鎖空間の空気に限れば湿度100%をギリギリ下回り、外気を導入した場合には100%を超えている期間で十分に結露しているはず(実際には積極的に外気を遮断している為実証はしていない)になります。

Pl4 同様に空気の温度を測定点での値より4度程度上げてみると、今まで床下内に設置していた温湿度計を見ていた記憶とあまり変わらない感じがします。
 従来の温湿度計は、ベタ基礎より180cm程上の床梁に掛けていたので、もしかしたら床下空間の垂直方向の温度分布では、ベタ基礎表面から天井(1階床断熱材)までの間で結構温度差があるのかもしれません。空気の対流の少ない空間での垂直方向の温度分布に関する資料が、インターネットでも見つからなかった&現地でもこの観点で気にした事が無かったので、後日データロガーを増強して?(家計からの財政的な支援は難しそう…懐具合が辛い)検証する必要があるかもしれません。

Ido 参考までに、外気の温度変化の傾向と床下の平均気温の傾向が大きく見れば似ている気もしたので、ちょっとグラフを操作してみました。すると、外気温480ポイント程度(10日分)の移動平均をプロットすると、結構床下空間の温度の平均と似て来ました。高々2週間のデータで結論も出ないのでしょうが、今後も継続して調べていきたいと思います。まずは現地にデータロガーを置きに行く必要がありますが…。

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2006年10月12日 (木)

No54:続オーディオ機器の引っ越し&データロガー設置(Part2)

 床下の隠し部屋のオーディオ機器設置の続きですが、今回の現地入りでは遅れていたレコードプレーヤの設置が終わりました。レコードは以前床下空間の温湿度を計測した時に、床下空間内の床(コンクリートスラブにペンキで塗装)上30cmの部分では予想外に高湿度だった為、不用意に現地床下に置くとレコードがカビる心配もあり、未だに現地には運んでいないので聴くことは出来ません。

St460St432 今回再度、温湿度データロガーを設置し、今度は床下空間内の床上80cmと床上180cmに設置して、外気温との比較と高さ方向の違いを見てみようと思っています。
 また、計測期間も前回2週間の設置では、意外に安定した計測データが少なかった感じもあり、今回は1ヶ月以上の記録を取って見てみたいと思っています。

 現地の床下空間は3週間前よりは湿気を感じなくなりました。外気温が低くなって来たこともあり、床下空間は気温22度前後で湿度60%前後で、除湿器も3週間の自動運転で合計4リットル前後の水量になりました。夏の盛りの2週間で10リットル以上から見れば大幅に減少したことになります。

 この3連休でも現地では最低気温は10度を下回っていましたが、上部ログハウスの居室は暖房しなくても、現時点では日中の日差し程度で終日22度以上の室温を保っていました。それでも、深夜から朝にかけては床下空間が一番暖かい空間になってしまっています。このため、貯蔵していたジャガイモのアンデスは更に芽が出て、今回も一通り芽欠きを行ってきました。温湿度変化の記録を基に、貯蔵空間としての床下の使い方を考えてみる必要がありそうです。

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