ログライフ(情報)

2006年2月 6日 (月)

No1:水が出ない?

 引き渡しを受けたのは昨年の暮れも押し迫った頃でしたが、慌ただしく建築工事が最後の仕上げをする中、給排水設備の施工業者が「水抜きのレクチャー」含めて設備引き渡しの説明をすると言うので立ち会いました。
 その日は引き渡し日だった事もあり朝から現場を見ていたので、トイレの水が出ない事には気が付いていました。現場作業自体は、屋外に仮設トイレもまだ残っていたので、実用上の支障はなく過ぎていました。

 給排水設備業者のレクチャーが始まり、東京では配管の凍結の心配はなく「水抜き作業」は初めての経験なので、ログハウス生活の第1歩が始まる様な新鮮な感覚で説明を聞いていました。
 そして、問題のトイレに説明が進んだ時、水抜き作業の延長線で水が出ないと思っていたので「トイレの水を通す為の栓は、家のどこにつけてあるのですか?」と聞いてみました。設備業者は「水抜き後はバルブを開けるだけで、特別な事しなくても全部水が出ますよ」と言いながらトイレの水を…。「えっ?」業者の動揺が見て取れてしまいました。説明を一時中断して、井戸ポンプから全ての設備の再確認が始まってしまいました。
 そして再確認後トイレのタンクにだけ水が来ていないので、トイレの給水配管を外して調べる事になりました。すると、トイレのタンク入口に小さな金網のフィルターがあり、これが砂で詰まっていて水が出なかった事が判明しました。
 業者は金網の砂を取り、「これで大丈夫です。万一また調子悪い時はここを掃除してくださいね」と残りの説明もそこそこにレクチャーを終了し帰って行きました。

 フィルターが詰まる度に配管を外して掃除とは、田舎の生活もナカナカ手強いと思いましたが、ふと「いつ施工していつ詰まったのか」急に気になりました。
 少なくとも引き渡し時点でのトラブルだったので、施工してからそう時間はたっていないはずです。

 実際ほど無くして早速トイレの水の出は悪くなりました。仕方ないのでお風呂場で汲んだ水をバケツでトイレに運んでいましたが、田舎暮らしとは言え室内で水汲みも悲しいので、ホームセンターに行きモンキーレンチを2本買って自分でフィルター掃除をしました。
 掃除が頻繁に必要なら、メンテ用の工具も付属品に付けておいてくれれば良いのにと気楽に作業を続けていましたが、その時ふと洗濯もやけに時間かかる…ことに気付きました。
 つまり、トイレ、洗濯機、食器洗い機その他フィルターのあるものは全て目詰まりの洗礼を受けていたのです。

 結局トイレは、頻繁に配管を外して対処すると何時かは壊してしまいそうな事と、機構的に多分単純そうなのでフィルターは外してしまいました。勿論、以降トイレの水の出は快調です。
 その他の食器洗い機と洗濯機は、複雑そうなので詰まる様子を見ながら掃除を続けています。肝心な給湯器はフィルターが外せず、詰まった時に業者を呼ぶ事にしました。詰まるのはできることなら暖かい時期に…と祈っています。

 本当の原因は、井戸に設置した深井戸用のポンプが砂も一緒に吸い上げるのが問題なのでしょう。この点を改善(もう少し浅く設置する??)しないと解決にはならない様です。ただ、その内に砂も減ってくるかもしれないので、もうしばらくは現状で様子を見てから方策を考えて行こうと思います。

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2006年2月 8日 (水)

No2:ログが歪む?

 ログハウスの施工中には、暇を見つけては近所の現場を見学に行っていました。そんな中で、ある親方が「新築間もないログは、木が落ち着いていないから、薪ストーブの熱や温風ヒーターの風を直接当てるなど、急な乾燥をさせると気が暴れる」「暮れに建てて、早速正月にガンガン薪ストーブ使った家などは木が曲がってしまう」「最初の暫くを気を使って、部分的な乾燥を起こさせない様にしたログハウスは後々で奇麗だ」などの知恵を教えてくれました。

 完成した我が家を見ながら、気を付けて丁寧に使って行こうと心に決めて、年末の引き渡しを受けました。

 年末年始は、所用で出かけていたのでログハウスに戻ったのは年明け2日でした。今年は正月休みが短い事もあり、一旦家族を残してそのまま一人で帰京しました。
 そして、東京で5日間過ごして週末7日に、ログハウスの連休を期待して再び戻ると、家族が開口一番「木が曲がってきたよ。ここなんか割れてきた」と報告してきました。夜中寝ていると木の割れる音がバキッ!と響くとの事。
 調べてみると、帰京の前に蓄えた(といっても数日分程度)薪を使い果たして、さらに数コンテナ(果物のコンテナに入れて運んでいる)分追加しているとの事。1日の使用量としてはコンテナ1箱強位か…。

 親方から聞いていた貴重なアドバイスも、「だって寒かったから仕方ない」との理由の下に、無かったものになってしまった様でした。

 確かに室内は、建物全体が薪ストーブだけで大方18度前後を維持していて、快適は快適なのですが、貴重なアドバイスはどうしたのか…。薪ストーブの直近の壁は手で触ると、火傷する程ではないにしてもかなり熱くなっていました。

 本当は遮熱板を設ける必要があるのですが、緊急なのでとりあえず4mm厚のベニヤをストーブと壁の間に立てかけました。見てくれなんて関係ありません。火事の心配もありますが、そこは注意するとして緊急避難(ベニヤの表面が触れる程度の温度に保つ様に気にしながら使っています)です。
 とりあえずは、ベニヤの裏側のログは僅かに暖かい程度で済む様になりましたが、一旦曲がったり、ログ同士の間が開いた場合はもう元には戻らない様です。

 たった数日で…。

 

皆さんもどうぞお気をつけ下さい。

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2006年2月 9日 (木)

No3:勝手口凍結

nejiretahizumu 今年の寒さは、我が家のログハウスにも厳しい試練を与えた様でした。前回の記事通り寒さに対抗すべく薪ストーブが活躍した結果? 急激に部分的な乾燥が進み、新築早々に薪ストーブ廻りのログ壁は隙間が気になることになってしまいました。ご要望があったので、写真(←)も併せてご紹介します。もっとも、家人は納得しているので、家庭内的には余り問題になっていないですが。

 

 

katteguchikootta その寒さついでにもう一つの問題をご紹介しましょう。今後、寒冷地にお建てになる方は気をつけてくださいね。
 その問題とは、タイトルの通り勝手口のドアについてでした。有名メーカー製で製品的なクォリティーは問題なかったのですが、流石に今年の寒波は辛い様でした。
 正直なところ計画時にもこの点は気になっていて、我が家の打ち合わせ担当者に確認はしてあったのですが、やはり自然の力は偉大でした。
 結局、今の所は、大きめの段ボール紙を勝手口に当てて冷気を防いでいます。将来的には内側にもうひと扉造作する必要がある様に思っています。

 

後日追記)その後の対策はコチラをご覧ください

 


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2006年5月10日 (水)

水が出ない(No1)その後

 前掲の記事の通り 「井戸の砂」事件 は、その後目詰まりの回数自体は減ってきましたが、お風呂の湯船に水を張るとしばらくして砂が沈む感じは続いていました。

 そしてとうとう給湯器にエラーが表示され、自動お湯張り機能が使えなくなってしまいました。当座は、お湯は自動で張れないもののシャワーの水はふんだんに出るので、水を張った後で追い炊きをして使っていました。
 しかし、流石に半年も使っていない給湯器なので設置業者を通してメーカーに修理を依頼しました。すると、基本的な原因は砂詰まりなのですが「井戸の給水タンクや配管を掃除してから使わなかったのではないか?その辺りの掃除を含めて処理したので、もう大丈夫」とのことでした。

 修理後、気持ちお風呂の湯船に砂は残らなくなった気もしますが、さて…。今回で直ったと信じたいところです。

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2006年7月18日 (火)

渋滞

 今回の週末ログハウスは、連休の初日のみ晴れて雨に降られ続けた休日でした。現地での様子は後日に別途ご報告するものとして、今日の記事は交通事情から。

 我が家のログハウスは東京から約300km離れた所に有り、行程の9割以上が高速道路になります。移動中の最大関心事は渋滞情報で、今回の連休も高速道路では土曜日の下りで30km、今日(既に昨日になってしまいましたが)の上りで25kmの渋滞がありました。

 子供が幼いので渋滞は辛い&寝ている時間に移動する方が楽なので、いつもは前日の夜に仕事から帰宅して出発し高速道路のETCの深夜早朝割引が利く夜半過ぎに現地ICを通過する様にしています。帰りは早朝ならETCの通勤割引が使える現地早朝出発か同じく通勤割引の現地夕方出発のどちらかにしています。(割引の詳細はこちら)
 今回の往路では高速道路代の最安値を目指して朝4時前には自宅を出発し、深夜早朝割引+通勤割引の併用パターンで現地に行きました。連休の渋滞も始まる前に難所?(渋滞箇所)を通過し順調に現地に到着しました。出発の準備から運転等のため疲労困憊の私以外の家族には充実した1日になった様でした。
 そして今日復路では、高速道路の渋滞の時間帯が概ね午後4〜5時ピークなので渋滞箇所を8時過ぎに通過にすれば多少の渋滞で済む…と考えていました。ところがこの雨…。午前中は、現地ログハウスでの作業を続けていましたが、流石に午後になると帰路の降雨状況や連休の渋滞を不安に思う家族が落ち着かなくなり、多少予定を早めて帰路のつきました。ただ、後から思えばこの判断が失敗でした。
 早く出た事も有り、ETCの通勤割引が始まる時刻より早く途中のICを通過しそう(午後5時〜8時の間に区間距離が100km未満でゲートを通過しないと通勤割引そのものが無効)になってしまい、途中早い晩ご飯で時間を調整して通勤割引時間帯に無事ETCゲートを通過しました。出発、晩ご飯と前倒しに行程が進んだため、渋滞の難所にも予定前倒しで突入してしまい、走行中に渋滞は25km2時間から17km80分まで縮みはしたものの結局渋滞にハマってしまいました。しかも今回は都内に入る直前にも別の事故渋滞が有り、いつもなら4時間半前後で通過できる行程に7時間もかかってしまいました。やはり連休の渋滞を上手に避けるには、準備と忍耐が必要な様でした。

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2006年7月20日 (木)

No26:続床下工事(合板の塗装)

Yukashita0702_1 前回の床下造作時に気付いた大きな問題が一つありました。それは床下のカビです。床下の基礎断熱の断熱材保護に設けていた4mm合板の下部50cm程度の部分にカビが発生していました。
 基礎を密閉構造にする方向を選択した時点で覚悟?はしていましたが、実際発生すると…。慌ててオイルステインを合板に塗布しました。
 今のところ、床下の室内温度は20度前後、湿度70%前後とカビには好適な環境です。1階の室温・湿度も26度前後で60%前後と、1階の空気を床下に引き込むと逆に結露の恐れも有り、湿気対策としては外気も内気も床下には引き込めないので、空気の循環による形での湿度対策は対応手段として不可能な様です。機械的な除湿等、何らかの別な方策を考えなくてはいけない様です。 

 さて、話は変わりますが、最近の当ブログの訪問者について。

 このところ、「ログハウス 法規」検索の結果として、このブログに来て頂く時がある様なので、参考までにググってみると確かに出てくるのです…。私の場合は、ただ一般的な構造計算における「法規上の荷重の値」を紹介した記事で「法規」を使っただけで、それがたまたまログハウスの造作工事の一環だったのですが、内容の区別もなく先述の通りに検索上では候補に上がってしまう様なのです。
 当ブログにいらして頂いた方へのせめてもの気持ちとして、(当方無資格者故)分かる程度で参考までに記述してみます。

 建築の法規上ではログハウスは、通常の住宅用途で2階建てならば、一般の「木造の建築物として法規制(一般的なルール)や告示(基礎の方法や様々な詳細ルール←建築内容によって変わる)」 + 「丸太小屋の告示」(ログハウス特有のルール)の適用を受けます。1階部分をコンクリートにしたり、軒の高さを規定以上高くする、3階建てにする、地下を設けるなどすると構造計算が必要になります。
 「丸太小屋の告示」はご自身でもログハウス建築前に一度読んで、実際の建築設計内容と照らし合わせていた方が良い様に思います。
 また、銀行の融資や金融公庫などで、所謂「検査済み証」が必要な場合等、建築法規の防火の規定などにも注意(薪ストーブは勿論、ガスレンジを付けるだけで火気使用室となり、防煙たれ壁や、天井や壁に石膏ボードを貼る様に要求されることもあります←我が家ではガスは使わずにIHクッキングヒータで火気使用室には該当しないとの対応をとりました)が必要になります。

 ただ…、「法規上〜」と言った場合には、場所や状況によって関連法規(都市計画法、農地法、河川法、宅地造成や下水道(浄化槽)の法規など←実は我が家のログハウスに実際に関係してたもの)が絡んできます。
 詳しくは、まず建設予定地の自治体の建築審査担当者に事前にアポを取って(電話でOK)、現地の案内図(地図)、公図や地積図、測量図(土地の売買契約の添付図で十分)などを持参して説明を受けると良いでしょう。売買時の重要事項説明書も持って行くと良いかもしれません。所用時間は、場合によっては関連部署を数カ所廻る事になるかもしれませんが、朝早めから動けば1日で概ね調査し終える事が出来ると思います。
 

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2006年8月16日 (水)

No31:井戸の水質検査

 以前に役所で調査したところ、我が家の地域には近所の表通りには水道管及び引込み用の分岐が有りましたが、敷地に続く路地には隣接3軒以上の同意と要望がないと水道管の敷設はしないとの事でした。この道路は我が家含めて2軒しかなく、もう1軒は随分昔からのお宅で、上水道など無い頃から水は井戸で得ていました。
 我が家も、引き込みの同意の見込みが無い事や、仮に引込んでも道路から随分と離れた位置に建物を建設した為、敷地内の数十メートル区間について自費で引き込み管を埋設しなければならないので、当初より井戸を選択していました。

 井戸は果樹園も近いので、念のため深さ30mまでボーリングしましたが、水質については確証が得られず(水質の検査委託を自費で出せば良いのですが、調査項目は全て…等と言うと数十項目に及び多額の費用がかかる&項目を絞ると不安は解消されない?)、当座近くのスーパーの無料の飲料水(専用のペットボトルを購入すると無料で給水出来るサービス)で食事は済ませ、その他の生活用水を井戸にしていました。

 今回東京の東急ハンズと言う色々な物を売っている店で、水質の検査キットを見つけ、ありったけの検査項目を購入しました。PH、COD、NO2、硬度、Zn、Fe、Cu、TH、…。所謂パックテストと言う物で使用方法は、水を用意して包装を開封後すぐに中に入っているパックのビニール栓を引き抜き、パックを潰して空気を抜いてから水につけると水がパック内に吸い込まれて中の試薬と反応する形式の試験です。僅かでも試薬が検査対象の水に入ると以降の検査に影響する為、念のため各試験ごとに十分な流水を流した上で、各々採水して検査してみました。
 何れにしても、化学反応なので室温や水温に反応時間が左右される事や、結果の判読が印刷物の色見本との比較なので厳密な結果を得られるか不安はありますが、見当をつける程度にはなるはずです。

Wc そして結果は…。検査時の天候は晴れ気温32度、検査時の室温25度、採水場所(台所の蛇口)での水温は15度で、判定は硬度10前後でPHが6.5位(何か溶けている?)で、COD、NO2と金属関係は検出濃度以下(必要以上時間経過した後でも変化なし)の様でした。

 PHに若干の不安が残ったため、この秋に地元自治体実施の井戸水の水質調査が有るので、その検査まで判断はお預けになりました。

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2006年9月26日 (火)

No49:データロガーのデータ

 今月の当初現地(週末ログハウス)に設置したデータロガーを2週間ぶりに回収しました。本当は、データの回収のみ行って継続してデータ収集したかったのですが、現地のコンピュータや持って行ったコンピュータではマウント(接続及び認識)が出来ず、データの収集が出来なかったので不本意ながら東京まで持って帰りました。最初に設定を行ったコンピュータでは何のトラブルも無くマウント出来たので何か設定の方法を誤っている様な気がします。今後再度設定を調べ直す予定です。

 さて、結果は…。

 今回設置した場所は、床下の空間の奥と手前(共に出入り口から見て)と外部の3カ所です。目的は、外気の温度と湿度の変化が床下空間にどのような影響を与えるかについてでした。データロガーで収集したデータをエクセルに取り込んでグラフにしました。データの収集間隔は30分ごとに温度と湿度を記録します。設置及び撤去前後の不安定な時期のデータを除いて約700回弱のデータが取得出来ました。

_1 まず分かった事が、予想外に高湿度たった(約80%前後)事と温湿度環境的にはかなり安定した空間だった事でした。
 温度や湿度は今までも、数カ所に「精密!」と表示されていた温度湿度計を数カ所設置して、時々見ていたので知ってはいるつもりでしたが、今回設置した場所(ベタ基礎コンクリート上30cm)では結構想定より高湿度でした。床に近い所は冷やされるので湿度が高く出る可能性があると思います。

_3 次に露点温度の変化ですが、露点温度は単純に空気内に含まれる水蒸気量に比例する様です。その地点の気圧や気温がどうであれ、露点を測定すればその空気の含む水分の絶対量は露点の高低で比較できます。
 この観点から見ると、床下と外気では時期によっては水分量の多少が逆転する事があり、このタイミングを上手く使えば換気による除湿が可能になりそうです。また、今回の測定期間の全期間で、床下内の除湿器が自動運転(機械の湿度センサーにより自動で動作)で作動していました。除湿器の有効性(作動していたのにこの程度だった? or 何らかの調湿機能が働いていた? それとも、実は除湿器は大勢に影響ない(2週間で8リットル以上水は取れたけど)能力だった??←除湿器はデータロガー(床下(手前))の近くにあった)について考えてみる必要がありそうです。

 次回、取得データについて検討を加えてみたいと思います。

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2006年9月29日 (金)

No50:データロガーのデータ(その2)

 前回の続き…。

Raw とりあえず取得したデータをそのままグラフ化したのが左のグラフですが、実は湿度の表示は単純には比較できません。
 湿度は、その時々の空気中に含む事の出来る水蒸気量に対する、実際に含まれている水蒸気量の割合を示しています。ところが、この空気中に含む事の出来る水蒸気量は、気温により大きな影響を受けます。空気の性質では気温が高くなるにつれて、温度変化以上に含む事が出来る水蒸気量は増加していく(冬場暖房すると乾燥が進むのはこの理由)のです。つまり、湿度という”割合”を考える場合の元になる”全体の水分量”が大きく変化をしてしまうので、空気を移動させた場合の影響などは、移動する側と移動される側を同一温度基準で判断しないと、湿度の数値は単純には比較できないことになります。
 

 その上…で、今回の検討を進めます。
 
 今回の最初のグラフ(一番上)の例では、床下と外気の湿度表示を比較すると、数値だけの表面的な比較では9/12日の昼頃から9/14日の昼頃までは床下の湿度の方が数値上は低くなっていることになります。
Cv ところが、この期間は外気温が低かった時期なので、外気の含む事の出来る水蒸気総量が少くない(湿度100%の全体自体が小さかった)理由から、この期間の湿度の表示は高くなっています。このため、この時期に外気を床下に導入したとすると、床下内で床下空間の平均気温まで暖められた(空気の熱容量より床下空間の熱容量の方が多分圧倒的に大きいので)外気の湿度は、この期間の床下の平均湿度よりも低くなります。(左グラフの導入後外気湿度)
 この観点から言えば、現在の床下に対する常識では換気口を設けて空気を入れ替える事については、夜間の気温が高い時期(データには有りませんが夏場の高湿度の時期など特に)は、換気すれば換気するだけ湿気る…そして当然結露を助長している事になります。かなり乱暴な目安ですが、床下気温の方が外気より低い時は換気はしない方が湿度は低くなりそうです。今後もデータを積み重ねて見当していきたいと思っています。
 
Sb3  ところで、この温度補正を加えた考え方で湿度変化(外気導入後)を見る時に、データをより実践的な結果を得る為、今回の床下部分の測定点がベタ基礎コンクリート(表面塗装済み)上30cmの木製棚上だったので、ベタ基礎表面は測定気温より3度低いと仮定してベタ基礎コンクリート表面付近を調べてみると、コンクリート表面付近では左の様なグラフになります。
 その結果だけで判断するなら湿度は最高で、床下内の閉鎖空間の空気に限れば湿度100%をギリギリ下回り、外気を導入した場合には100%を超えている期間で十分に結露しているはず(実際には積極的に外気を遮断している為実証はしていない)になります。

Pl4 同様に空気の温度を測定点での値より4度程度上げてみると、今まで床下内に設置していた温湿度計を見ていた記憶とあまり変わらない感じがします。
 従来の温湿度計は、ベタ基礎より180cm程上の床梁に掛けていたので、もしかしたら床下空間の垂直方向の温度分布では、ベタ基礎表面から天井(1階床断熱材)までの間で結構温度差があるのかもしれません。空気の対流の少ない空間での垂直方向の温度分布に関する資料が、インターネットでも見つからなかった&現地でもこの観点で気にした事が無かったので、後日データロガーを増強して?(家計からの財政的な支援は難しそう…懐具合が辛い)検証する必要があるかもしれません。

Ido 参考までに、外気の温度変化の傾向と床下の平均気温の傾向が大きく見れば似ている気もしたので、ちょっとグラフを操作してみました。すると、外気温480ポイント程度(10日分)の移動平均をプロットすると、結構床下空間の温度の平均と似て来ました。高々2週間のデータで結論も出ないのでしょうが、今後も継続して調べていきたいと思います。まずは現地にデータロガーを置きに行く必要がありますが…。

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2006年10月12日 (木)

No54:続オーディオ機器の引っ越し&データロガー設置(Part2)

 床下の隠し部屋のオーディオ機器設置の続きですが、今回の現地入りでは遅れていたレコードプレーヤの設置が終わりました。レコードは以前床下空間の温湿度を計測した時に、床下空間内の床(コンクリートスラブにペンキで塗装)上30cmの部分では予想外に高湿度だった為、不用意に現地床下に置くとレコードがカビる心配もあり、未だに現地には運んでいないので聴くことは出来ません。

St460St432 今回再度、温湿度データロガーを設置し、今度は床下空間内の床上80cmと床上180cmに設置して、外気温との比較と高さ方向の違いを見てみようと思っています。
 また、計測期間も前回2週間の設置では、意外に安定した計測データが少なかった感じもあり、今回は1ヶ月以上の記録を取って見てみたいと思っています。

 現地の床下空間は3週間前よりは湿気を感じなくなりました。外気温が低くなって来たこともあり、床下空間は気温22度前後で湿度60%前後で、除湿器も3週間の自動運転で合計4リットル前後の水量になりました。夏の盛りの2週間で10リットル以上から見れば大幅に減少したことになります。

 この3連休でも現地では最低気温は10度を下回っていましたが、上部ログハウスの居室は暖房しなくても、現時点では日中の日差し程度で終日22度以上の室温を保っていました。それでも、深夜から朝にかけては床下空間が一番暖かい空間になってしまっています。このため、貯蔵していたジャガイモのアンデスは更に芽が出て、今回も一通り芽欠きを行ってきました。温湿度変化の記録を基に、貯蔵空間としての床下の使い方を考えてみる必要がありそうです。

アコースティックウェーブミュージックシステムII

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2006年12月17日 (日)

No64:床下の湿気に付いて(その2)

 以前床下の湿気に付いて記事にしましたが、その後10月の初めに再び温湿度データロガーを設置して床下環境を計測していました。
 今回の現地入りでは年末予定している再度現地入りも近いので、一旦データロガーを回収して集計しました。年末の現地入りでは、1年間のデータ取得を目指して設置してみようと思っています。

5255 そこで今回は10月から12月までの2ヶ月ちょっとの期間のデータをご紹介します。
 相変わらずExcelを用いたグラフ化で何も飾っていないませんが、元データでは3カ所(屋外1カ所、床下2カ所)の設置データから、床下については2カ所の平均を使用し集計しました。測定内容は温度と湿度で、各測定場所で30分ごと同時刻に測定し約3000回の記録を取得しています。

 さて、集計したグラフの説明ですが、一番下の上下の激しいピンクの線が外気温の変化です。今年は今の所暖冬で、氷点下は12月初めの2日だけだった様です。
 その上の黒線が床下の平均気温で外気に合わせてゆっくりと下降しています。
 湿度では、外気の湿度が黄色の線で、床下(基本的に密閉)は黄緑の線です。赤紫の線は、外気を床下に導入した場合を想定して、外気温に基づく湿度(黄色線)を床下の温度(黒線)条件下に換算してプロットしてあります。

 これらのグラフからは以前の集計時でも、考察?された「外気温が床下気温より高い(黄緑線より赤紫線が上にある)時に外気を導入すると、より湿気の多い空気を床下に取り込む事になる」という現象は今回も見られると思います。
 我が家の場合では床下の乾燥を考えるなら、外気温が床下の室温よりも低い時に限って換気を行う方法にしないといけない様です。
 また、外気温や床下の室温がどうであれ、床下内の湿度は80%弱の結構高い湿度環境にあること。床下の湿度は暫減傾向にあるものの、今の時点ではコンクリートの時間経過による乾燥傾向か?季節変化による乾燥か?不明。などが、読み取れる気がします。

 今後も長期にわたってデータを積み上げていきたいと思います。

注)特に床下の温度で、グラフ上数カ所で多少温度が上昇して床下の湿度が減る部分がありますが、この時期は週末ログハウスに遊びに行っていた時期に一致しています。床下のミニシアター関連の作業や照明を点灯したこと他で、床下の室温が上昇したことが原因の様に思われます。

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2006年12月18日 (月)

ローカライズの値段

 データロガーを使った記事を掲載していますが、我が家の購入機種はインターネットで調べる限り最安値圏(温度湿度表示すら警告ランプ以外省略している)の製品でしたが、それでも1個当たり2万弱の値段でした。当時は3個がまとめてが小遣いで購入の限界で、値引き交渉でも1割がやっとでした。それでも、すぐに届いた事と使い勝手の良さで、個人的には結構重宝はしています。

 ところが、先日ふと「元々海外のブランドなのだから海外ではいくら?」と気になってしまいました。探して見ると、送料は別ですが某米国のサイトで、5個まとめてなら5万強でした。元々小型軽量なので航空便でもいいですが、時間を気にせず船便を使えば、私の購入価格+αで2個余計に買えた様子です。

 当初は、英字の画面表示をハードコピーして作った日本語のマニュアル(A4数枚)が付いていたので操作は楽でしたが、付属のアプリケーション自体は英字表記のままで、米国版でも英字のマニュアルは付いてくる様なので、実際は米国版を購入しても何とかなったでしょう。
 国内で購入しておけばトラブルがあったときの保険にはなりますが、1個当たり数千円のローカライズ料金にはちょっと…考えてしまいます。

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2006年12月23日 (土)

データロガーの追加購入

 新年より再度、我が家のログハウスの温湿度環境のデータを調べてみようと思い、懲りずに温湿度データロガーの増設を図る事にしました。
 今度は床下だけでなく1階や2階等複数箇所を同時に測定してみるつもりなので、安価に入手する為にも海外より直輸入です。前回は1個当たり1万8千円前後していました(その代わり注文2日後には入手できた)が、今回は海外の購入先(MicroDAQ.com:所在地)からの直輸入(インターネットで注文、カード払い…注文自体の所要時間は検索含めて20分位)なので、1個当たり80ドル弱です。結局は5個まとめて送る事にしたものの送料が50ドルちょっと(FedExを使用)別にかかったので、総額では国内注文より4割程度安い感じです。今の時期の円安はちょっと痛かった…。

 昨晩の注文にも関わらず、早速発送の連絡と伝票番号のメールが届いていました。FedExのHPに伝票番号を入れると、お店から集配店を通過し既に移動中の様です。クロネコ等宅急便の配送状況サービスと同じ感覚で海外の状況が把握出来るとは、時代の流れを感じてしまいます。確か以前、私が初めてMacを買った頃(1980年代末)は海外のお店にFAXで注文を出し、カード払いは同じにしても、いつ届くか分からない商品に随分とヤキモキしていたものです。それが今は、集配ポイントを通過する度にメールが来る様で…。便利さを実感しています。

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2007年2月10日 (土)

No77:データロガーのデータ(湿度:年末〜1/28)

 前回に引き続き、とりあえずの集計ですが「湿度編」です。

Photo_1 前回の温度同位置で同時期の記録です。グラフの凡例の手を抜いてしまったのですが、知人からのボソッと「あのグラフまた無断転載されるんじゃないの?」の一言に気持ち反応してしまいました。系列1が外部湿度、系列2〜3が床下の湿度、系列5〜6が1階の湿度、残りが2階の湿度になります。
 期間の前半の一部(データNo.1〜100前後まで)は、床下の小さな紙箱にまとめて入れて記録してみました。箱内の湿度が一様だったと仮定すると、温度の記録時よりは測定機器ごとの個体差を含んでいる様な感じです。詳細に比較する時は、測定機器ごとに多少の補正をかける必要があるかもしれません。外部の湿度変化が大きいのは、外気の含む水蒸気量の変化よりは、気温変動に吊られて相対的に湿度に変化が出た様に思います。

Photo_2 ここの場所ごとに平均を取ったグラフが左で、系列1が外気湿度、系列2が床下平均湿度、系列3が1階の湿度で、同4が2階の湿度になります。外気温だけは平均ではありませんが、基準を与えると思われるので載せてあります。
 床下の湿度が高いのはある面当然として、1階と2階の比較で2階の湿度が高い点については、特に在宅していた時期に1階と2階の湿度差が大きくなるので、室温の変化(2階の方が1階より室温が低い)に起因している様に思います。
 何れにしても、全期間を通じて外気の方が空気中の水分の絶対量は少なかった様です。湿度を減らす目的があれば積極的な外気導入が良いでしょう。後日改めて温度による影響を考慮しながら詳細な検討をしてみたいと思います。

Photo_3 最後に蛇足ですが、各平均温度と平均湿度をまとめてグラフにしました。系列1〜4までは前のグラフと同一で、系列5〜8までは1〜4に対応したそれぞれの温度です。
 基本的な傾向として対応する温度と湿度が向き合った山になっているところなどは、温度変化によって湿度が変わったと読めそうです。1階と2階の特異な動きは生活活動による人為的な影響と思われますが、床下については何か別のルールがある様です。結構、考えながら遊べそうなデータです。

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2007年2月14日 (水)

No79:ログハウスの調湿性について

 一般に「ログハウスは調湿性がある…木が呼吸する…」なんて言われていると事がある様な気がします。確かに我が家の週末ログハウスも基本的には快適ですが、木が湿気を吸うなどの効果は、実際本当なのか個人的には多少疑問もあります。

00003 0000100006  湿度コントロールの効果の例として「冬の朝窓に結露しない」と言うのもあるのですが、我が家のログハウスで確かめて見ると、殆どの窓は結露しませんが一部結露する窓もあります。
 勝手口のアルミドアなんて暖房すれば日常的に結露していますし、入居当初に薪ストーブの暖房を極力控えていた時期では結露が凍結?した事もあります。

00005  基本的に窓が結露していない時でも、外部から戻れば私の眼鏡などは瞬く間に結露を起こします。物体(この場合眼鏡)の温度が低ければ湿度10%やそれ以下の時でも、空気中の水分量に見合った温度(氷点下含め)で結露して当然と言えば当然でしょう。

 基本的に木材は断熱性能の高い素材なので、構造的に木材使用量の多いログハウスの場合には、隙間の処理や、屋根と開口部の断熱処理をキチンと行えば、いわゆる「高断熱住宅」になると思われます。素材の持つメリットを活かして計画すれば、環境に優しい住宅の実現に大きなアドバンテージを持つ様に思われます。

 とは言っても実際には、熱負荷的には開口部は小さい方が良いけれども、室内の環境(採光)を考えると開口(窓)は大きい方が良くなるなど…最適なバランスは使う人によって評価が変わってくるでしょう。

 少なくとも窓の結露に関しては、一般的にログハウスは断熱性能の良い木製系の窓が採用されているのが主な理由で、調湿性能が影響を与えている可能性は否定しませんが二次的な要因に私には思われます。

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2007年3月12日 (月)

ETCどう使うのが安いか?

 結局先週末は現地に行って来ました。土曜日の夕方に思い立ち現地に向かって、翌日曜日の午前中には現地を出て帰路につくと言った、ただ現地に寝に行った感じの週末ログハウスでした。
 「荷物を運ぶ」と言うのが表向きの理由でしたが、お父さんの個人的には「夜中に?床下を改造したプライベートシアターでDVDが見たかった」と言う本音もありました。
 DVD見る為に往復600kmでは、時間的、費用的、地球環境にも映画館に見に行った方が良いのですが、趣味とはそんなもの(開き直って)と思っています。

 さて、既に有名な話ですが、現地に向かう時の高速代でETCは結構使えます。今回は、行きの時間にETCの通勤割引が一部使えたので多少安くする事ができました。通常は片道5000円を超える高速代が、午後8時前に料金所を通過出来たので約4000円になりました。

 最安値は…と考えると、我が家の週末ログハウスは高速道路が片道250km程度あるので通常km当たり22円前後の高速代になりますが、最安値になる「通勤割引」ではkm当たり14円見当、「深夜割引」では同15円強と続きます。
 勿論「通勤割引」は、距離が250kmなので今の所2枚のカードの使い分け(100km以内で一度出て、カードを変えてもう一度100km以内で出る)をしています。残る50kmは高速を使うのも手ですが、田舎の国道やバイパスなら時間もそれなりなので、一般道を使っています。
 ただ「通勤割引」は朝と夕方の3時間ずつのゲート通過がルールなので、時間内に100km弱のICで出て入り直せれば良いのですが、たとえ1回(100km弱)分だけの適用だったとしても全体でkm当たり16円強と、ほぼ「深夜割引」に近くはなるので、なるべく現地の往復には何らかの割引を絡めて行く様に気にしています。

 この他にも、使った金額には当然マイレージも付いてくるので、ETCは我が家の必須アイテムになっています。

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2007年5月13日 (日)

No92:温湿度データロガーのデータ

 当初は床下空間の環境調査の目的で、昨年の秋からデータロガーで温度湿度の変化を見て来ましたが、昨年末に5器追加したので今年初めより1階と2階を含めた室内7カ所と外部1カ所で、温湿度の変化を計測して来ました。
 前回の現地入りで久しぶりにデータを収集して来たのでご紹介します。今回はグラフが細かいので画像が大きくなっています。

Excel003_1  まずは、温度変化のグラフです。計測は30分ごとに1回(毎時00分と30分)の記録です。12月末の全て同じ温度辺りのデータは、測定器個々の誤差を見る為に、一時的に同一の箱に入れておいた部分です。12/31の昼前後に各設置場所に配置しています。
 

Excel002_1  次は同時に測定された湿度の記録です。計測の諸条件は温度と同一です。流石に床下は他の各部分とは違った感じで動いてはいます。
 ただ温度のデータでも同じ事が言えると思いますが、上階からの影響と言うよりは、結構床下内での作業の影響が大きい様に思います。当然ホットカーペットも持ち込んでいましたし、造作工事していない時でも結構映画を見ていたり、普通の床下とは随分と違う使い方(私個人的には床下内に入っていた時間が圧倒的)でした。

Excel1002  温度について24時間内での変化が大きいので、24時間の移動平均の温度に置き直してみました。グラフで見る限り、床下の内部温度が外部の平均と逆転するのは、5月の連休辺りの様です。

 

取得されたデータに対する検討は、ボチボチと追って記事にして行きます。

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2007年5月15日 (火)

No93:温湿度データロガーのデータ(露点温度)

 取得されたデータについてですが、実は我が家の購入した温湿度データロガーのデータには、温度と湿度の他に露点温度がオマケで出力されます。
 基本的に測定しているのは温度と湿度だけで、露点温度は取得されたデータから2次的に計算されて付加されている様子なので、今までは余り気にしていませんでした。基本的に温度と湿度のデータがあれば、計算に必要な情報は足りているからです。
 
Excel1004  ところが、今回ふと湿度管理の為の外気導入として考えている時に「露点温度はその空気の含んでいる水分量で一義的に決まる…」つまりは、露点温度ベースの比較なら、導入後の空気が内部空間の温度になった場合の相対湿度を計算するまでもなく、どちらの空気の水分量が多いのか(つまりは絶対湿度で)比較可能です。
 「どれ位?」については、今までの様に内部空間の温度に換算した方が理解し易い様ですが、単に比較するだけなら露点温度の比較で十分な様子です。
 このグラフで見て見ると、外気の水分量はその時々で大きく変化していますが、とりあえず傾向として床下の空気の水分量が多い事が言えそうです。

Excel1003  参考までに、外気の露点を基準(露点温度から外気の露点温度を除算)にして、各部のデータ上でグラフ化してみました。中央部「緑の線」が外気との露点温度差0の位置になります。
 つまり、このグラフで緑の線より下に露点がある時に、外気を導入すると、基本的には湿気を増加させることになるのでしょう。

 今回は1〜4月のデータなので、外気を導入した方が湿気の減少に貢献する場合が多い様でしたが、今後夏に向けて外気の方が高湿度の場合も多くなって行くものと思われます。
 外気導入と除湿の関係については、現地ロガーデータも現在なお継続して取得中ですので、適宜この場でご報告して行く予定です。

 

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2007年7月13日 (金)

外気の変化と床下空間の関係

Pppp  前回の記事でも書いた通り、半年分のデータともなると結構膨大で、なかなかデータ量に圧倒されて思い通りの検討が出来ないと言い訳しています。が、気温と露点温度を組み合わせて、左図「床下の平均気温と外気の平均気温をプロットした上に、露点温度の差(床下の露点温度を基準にして、外気の露点温度がどう変化するか)をプロットしたグラフ」を作ってみました。

 ただプロットしただけでは、全体の時間経過に対してグラフの温度変動幅が大きく(半年の期間中での30分置きの変化は結構目紛しく)傾向が掴みにくいので、Excelオマケの機能で各データ系列を多項式で近似し更に上書きしました。

 このグラフの狙いは…、外気温の変化と床下の変化傾向の相違や、床下と外気の湿度変化に季節的な差があるか?と言う点を調べる事でした。
 それに、以前から少し気になっている「外気と床下の環境で、換気が床下に水分を供給してしまう状況を見分ける(条件の悪い時まで一律に換気は不要と考えている)手段として、内外の温度差だけに着目して湿度条件を測定&検討しなくても、おおよその類推が可能ではないか?と試してみたかったからでした。

 実際このグラフからでは、現地の気温の一番低いのは1月末から2月で、床下の気温では2月初めから中旬が最低で大凡6度位。外気温の平均と床下の気温の平均が逆転したのが4月末で、6月に入ると平均的な状態では、外気導入すれば余計に水分を供給する様になった様です。

Hhhh  実際、「床下の気温と外気の気温の差と露点の関係」が読み辛かったので、「外気の差と露点の差」に変えてプロットしてみました。
 赤い線が0より上にある部分(時期)が、外気を導入すると床下が湿気る部分です。同様に、青い線は外気と床下の温度差で、0より離れる分だけ差(プラスの差になっている時は外気の方が高い時期)が大きくなります。
 最初の1月や2月は何だか良く分からない感じですが、冬場は基本的に床下と外気に温度差があり、床下の方が暖かいので導入した場合は湿度が減少傾向(しかも外気も基本的に低湿度)なので、一方的ですが気にしない事として見て、4月以降何か気温差と露点の差に関係がありそうですが、今ひとつはっきりしない感じです。

 もう少し、見方や表示の仕方を工夫してみたいと思います。

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2007年8月31日 (金)

No117:井戸水の水質検査

Img_9015  今年の夏休みも、東急ハンズで買って来た水質検査キットで、井戸水の水質の検査をしてみました。昨年は、硬度10、PH6.5、以外は各項目で検出限界以下で安心出来ましたし、その後の秋に行われた地元自治体実施の検査(農薬検査まで含めたら4万円になった…内容は別にしても高い)でも、特に検出されなかったので、市販の水質検査キットでも一応の目安になる様に思いました。

 今年は検査キットを買った東急ハンズのお店に、井戸水用の検査キットのセット(PH、硬度、COD、亜硝酸、亜鉛、鉄など)が置いてなく、各項目の個別検査試薬があるだけでした。1項目ごと5回分が入っているのですが、一項目で840円は、項目数が増えると結構な金額になる感じです。
 それでも、硬度は在庫が無く、今年の検査内容から外れてしまいました。硬度については、本当に硬度10なのか気になっていたので残念でした。その代わり、今年は硝酸とアンモニアの検査キットもあったので、追加してみる事にしました。

Img_9017 Img_9020Img_9024_2Img_9032 結果は、PHは相変わらず6.5程度。鉄、亜鉛、銅、亜硝酸、アンモニアは測定限界以下でした。 
 

Img_9031  ところが、硝酸には反応がありました。1ppm(硝酸態窒素としては0.46mg/l)前後とのこと。反応が出ると思って検査していなかったので、意外にショックでした。

(今回の写真は随分と白くなり過ぎて失礼しました。夏場の日中の室温上昇を避けるため、カーテン締め切りの生活(…、クーラーが無い)だった中で写真とったので、反応サンプルの紙の白色に白を合わせたら、かなり薄っぺらい色になってしまいました。ご容赦ください) 

 もっとも、我が家のログハウスの上(標高の高い方)にも、結構住宅や果樹園が存在するので、そんなに不思議な事でもない様です。
 気になったので、調べて見ると「硝酸態窒素」は肥料や人間活動の影響による井戸の汚染で有名な問題の様でした。

 以下、次回に続きます。

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2007年9月 1日 (土)

No118:井戸水の水質検査(その2:硝酸態窒素の検出)

 前回に引き続き…

 不意をつく硝酸の検出だったので、結構動揺しました。
 そして帰京するとすぐ、困った時のインターネットで調べると、硝酸態窒素の汚染はここ数年特にメジャーな事(環境省地下水質測定結果)と、硝酸態窒素は子供(乳幼児)への毒性が問題視された事などを知る事が出来ました。

 とりあえず。測定にミスが無かったか?井戸の上部から流入し溜まり水になっていたのではないか?など、再度確認する為に改めて現地に行って(温湿度データロガーの電池交換という重要な作業もあった)来ました。

0020  再度、水の無駄を考えず十分に水を流した上で、正確に取扱説明書通りに検査してみました。市販のパックテストと入っても、化学反応自体は試薬が有効期限内であれば正確な反応結果を示す筈です。いろいろな可能性を確認しましたが、十分注意した再検査の結果、客観的には「硝酸態窒素の混入を認める」という事実を認めざるを得ませんでした。

 とりあえず、今後どうするのか?一旦自宅に戻り、再びインターネットで検索すると2006年のMyNewsJapanで「ミネラルウォーター中の硝酸態窒素を市販の試薬で調べた記事」が出ていました。結果では6製品で我が家で記録された硝酸態窒素の4倍以上の濃度が検出されたとの事でした。

 もしかして、他はどうなっているのか?念のため調べてみました。一番身近で大規模で客観的と考えると、東京都水道局で何らかの公式発表していないか調べると、「水質検査結果」の一覧で水質基準で定められた50項目などについて、各地域の蛇口での検査結果と浄水場の流入と流出時点での検査結果が、PDFで公表されていました。流石に東京都で、調査の規模も内容も十分に開示されている感じがしました。(一方で、我が家のログハウスがある地元自治体は…。と思う)

 結果としては千代田区や中央区の蛇口での結果で我が家の4倍程度、浄水場の中でも多分綺麗な水と思われる奥多摩の御岳山の浄水場や、あきる野市の戸倉の浄水場での結果でも、我が家の検出量の2倍程度の濃度の含有を認めているので、結局気にしない事にしました。(対策としては、煮沸は逆に濃度を高めるので、色々方法はある様ですが活性炭などの濾過形式の対策は効果が期待出来ず、逆浸透膜かイオン交換樹脂膜を使用するなど限られた方法になる様でした)

 先の環境省の公表結果のグラフでは、ここ数年は減少傾向(と言っても、サンプルの母体が一緒ではないので、気分的な評価に思いますが)に読めはします。効果の程は不明ですが、肥料の追肥の方法等、地下水汚染の原因への対策も研究されている様です。
 大人なら…僅かなら…など言い方はありますが、無い方が良い物は減らす努力を続けて欲しいと思います。

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2007年9月 7日 (金)

ログハウスの温湿度変化

8887  昨年秋から断続的に計測し、今年は年明けから計測している温度と湿度変化データです。毎時00分と30分に温度と湿度を計測しています。

 以前にブログでお伝えした通り、先日昨年秋に購入した3個の内の1個が電池切れを起こしていて、残念ながら48時間分の欠測になってしまいました。(右端の青い線が下に下がった部分)

 今回は前回の先月末にデータを引き上げて来た分まで(約1万3 千回分)、半年強の期間の温度変化についてグラフにしたので掲載します。湿度は後日改めて。

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