相変わらず温湿度データで済みません
先日の現地入りでは8〜9月分のデータを収集して来ました。
前回の記事では、年度当初から8月分までのデータを表示したので、年間の傾向は掴めるけど詳細は良く分からないグラフになっていた様な気がしていました。
そこで今回は約1ヶ月分だけのデータを掲載します。
単純ついでにまずは外気だけ、気温、湿度、露点温度の変化をグラフにしました。
このブラフでは、結構湿度(赤線)の1日内での変化が見てとれます。24時間ごとに概ね規則的に変動をしていると見ても良さそうです。
ちなみに平均的な1日の変化の場合に、いつが一番湿度が低いか分かりますか?
一般に湿度と単純に言えば、相対湿度(その気温に於ける空気中の水分の含有量)を示すので上のグラフでは赤線になります。グラフを見るまでもなく直感的に回答出来そうですが、最低の湿度の時間帯は、一般に1日の内の日中=一番気温の高い時間帯と概ね一致している感じです。
しかし、絶対湿度で見た場合はどうでしょう?
上のグラフでは黄色の線、つまり露点温度が絶対湿度に追従して(露点温度が高い=絶対湿度が高い=空気中に内包している水分量が多い)動きます。
実は通常の変動では気温の高い時間が絶対湿度も高い様なのです。相対湿度で日中低くくなるのは、気温の上昇に伴い空気の水分に対するキャパシティーが、空気中の水分量の増加以上の割合で大きくなるから、見かけの含有比率が小さくなっているだけ…な様子なのです。
上のグラフの標準的な部分(勝手に9月15日)で、グラフの個別の数値を拾ってみると、午後2時前後に相対湿度は最低を記録しますが、同じ頃に絶対湿度は逆に最高になっています。一方で朝6時頃には、絶対湿度は最低を記録しますが、相対湿度の方はピークに近い値を示しています。
つまり、外気を導入する立場で考える場合には、相対湿度は余り意味を持ちません。導入した外気が、内部空間で冷やされるのか暖められるのか…、どっちにしても絶対的な水分量の移動が問題になるのです。絶対湿度が高い時の外気導入は、湿気対策には不利なはずです。
ここで、外気の露点温度の変化だけ残して、床下空間の平均気温と、蛇足ですが床下の平均気温−3度の値を加えて、3データの変動をグラフにしてみました。
赤線が床下の平均気温、水色が外気の露点温度の変化です。たまに水色の線が赤色に接していますが、外気を導入した場合に床下の気温で湿度100%以上になってしまう部分です。
床下平均気温−3度の黄色線は、床下の基礎コンクリートは触って冷たく感じるので、仮に基礎コンクリートの表面は床下の平均気温より3度低いとして追加してみました。
水色の線が黄色線より上にある時は、外気を導入すればした分だけ、床下内に結露しているはずの時期です。床下空間は外気相手に、ひたすらに除湿に励んでいる事になります。
我が家の床下空間は外気と遮断しているので、機械除湿で対応させています。流石に竣工後の一年は結構水分が採れました(除湿器の自動運転で最高で2週間で10リットル位)が、今年に入ってからは現在まで同一条件の自動運転でも、春先から連続稼働させても合計で15リットル前後で終わっています。
参考までに上記と同じ条件で、一応梅雨のピークを過ぎた後の7月頃の1ヶ月間もグラフにしてみました。
床下の平均気温−3度の線が良いか悪いかの問題は別にあるとしても、外気に開放している場合には、恐らくは床下空間を乾燥させている暇は余りなかった様に思います。
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